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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(10〜12月)の日程はこちら。<(パスワードが必要) 
 ・11月11日(土)は「水彩人写生会」です。 希望される方は、リンク先の説明書をご覧の上、メールをお願い致します。


四季彩の会展に向けて/伊根の屋並み:F30(その3)   

 日差しの明るいうちに昨日の絵に取り掛かった。
 大体できてきた。
 今日はここまでで3時間ほどだろうか。

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 後は、これを眺めながら、手直ししたほうが良いところに手を加えて、明日の搬入としよう。
 まだまだ明日のためにすべきことはいろいろ残っている。


#今までF40号と思っていたのですが、仮縁に入れる際に気が付きました。F30号でした(笑)。

category: ┗ 風景20年

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四季彩の会展に向けて/伊根の屋並み:F30(その2)  

 四季彩の会展が近づいているのですが、何かと雑用があってなかなか絵の方にかかれませんでした。

 残り少なくなり、本日ようやく続きを進めることができました。
 今日は7時間ほどでしょうか。

 明日で、何とか完成まで持っていくことにしましょう。

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四季彩の会展に向けて/伊根の屋並み:F30(その1)  

 コロナの感染拡大が報道される中、先にご案内させていただいた「第5回四季彩の会・絵画展」が近づいてきています。

 皆さんの作品が出揃ってきているのですが、私の予定していた作品がまだ手つかず状態でした。
 直前にならないと動き出せない私ですが、いよいよ待ったなしになってきましたのでようやく着手です。

 完成までの手順をご紹介してみることにしましょう。
 元画像はこちらです。

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 鉛筆の下絵はもちろんいつもより丁寧にしています。(10:00〜開始)
 私の経験では、F40判までなら全体を見ながらデッサンできるので、直接描いていくことができます。しかし、私の力ではF50判くらいになる頃から、視野に対して画面が大きくなりすぎるので直接描いていくと、水平・垂直がとれなかったり、描くものの相対的な大きさなどが狂ったりします。また、画面を水平にして描く場合(肩の故障があり、画面を立てて描くと肩が痛くなってしまうのです)、縦構図では向こう側に手が届きにくいなどの問題が生じてきます。
 ここまでで1時間半くらいでしょうか。

201207

 いつものように周辺に大まかな色を置き、建物の影の部分に色を置いていきます。影に色を置くだけで全体の雰囲気が見えてくると思います。
 着彩は、ここまでで3時間半ほどでしょうか。

201207 201207

 次は影の部分を中心に陰影を加えていきます。
 まだ、色調や陰影の強弱の調整はしていませんが、もう基本的な雰囲気ができているのがわかっていただけるでしょうか。ここまでは割合早く進みます。
 この段階で1時間半〜2時間くらいでしょうか。
 ちょっと疲れましたので一休みです。(18:00)
 だんだん目がショボショボしてきていますので、この後を続けるかどうか思案中です(笑)。

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 夕食後、もうひと頑張りして海、背景の森の下地的な色を置くところまで進めることにしました。
 ここまで2時間くらいでしょうか。

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海辺の屋並み:F6(伊根)  

海辺の屋並み:F6(伊根)

 自粛生活で、否応なく自由になる時間が増えてしまったので、これまでの旅の中から、気になる風景をピックアップして描いています。

 これは高台から眺めた伊根の屋並みです。

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農機具小屋のある道:F6  

農機具の小屋のある道:F6

 自宅から数分の舞岡公園へ行く途中の風景です。
 この自粛中、何回も季節の変化を確かめながらこの風景を眺めてきました。

 同じ風景でも、季節、時間帯により雰囲気が大きく異なるものだということを改めに感じさせられた風景でした。

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舟が往く:F6(伊根)  

 舟が往く:F6(伊根)

 伊根湾で見つけた風景です。

 元画像はこちらです。

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 さて、いつものように、どの様な手順で絵を描いていったか、私の水彩画法を見ていただきましょう。
 今回は少し詳細に見ていただきます。

◆下描き

 真横からでは面白くないので、少し角度を変えてみました。舟と背景の建物の関係も変えています。

 
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◆第一ステップ

 光の様子を考えながら、下描きを確認するようにベースになる色を置いて行きます。
 これだけで大ざっぱな光の具合がわかると思います。

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◆第二ステップ

 地上部を中心に色を加えています。
 背景や建物の表現が深まってきているのがわかると思います。

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◆第三ステップ

 舟及びその周囲にさらに色を加えています。
 ここがポイントなので、他を省略しても、ここはよりメリハリをつけようとしているわけです。

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◆第四ステップ

 海の表現をもう一段進めながら、海に近い部分のトーンのバランスを考慮して色を置いています。
 これで大体の雰囲気ができたと思います。

 200505

 後は、仕上げの表現です。

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長崎・夜の造船所:F6  

 長崎・夜の造船所:F6

 新型コロナの流行はそう簡単には収束しないでしょう。状況はすぐには変わりません。
 ですから、いつまでも新型コロナを心配していても仕方ありません。 もちろん、罹らないように注意すべきことに注意するのはもちろんですが、あまり考え込まないことが大切と思います。
 今は、いかに平穏な日常を取り戻すか?ということも大切だと思います。

 私は、次の3つを心がけるようにしています。
①できるだけ人がいないところを散歩する。…これはもちろん体力を維持するためです。
②絵を描く。…これは私の本業のようなものですから。
③趣味を見つけて楽しむ。…私にも、皆さんに公にしていない隠れた趣味があります。そういうものを楽しむことで、鬱陶しい気分を振り払うのです。

 さて。本題です。
 昨日、長崎の絵を描いたので、まだ描けなかった絵を描こうと思い立ちました。
 それがこの絵です。

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 いつものように絵を描くステップ毎に、私の水彩画法を紹介したいと思います。

◆下描き

 下描き自体はあまり変化ありません。

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◆第一ステップ

 いつもの第一ウォッシュです。細部はあまり気にしないで淡い色から置いて行きます。構図上多少の変更を加えていますが、この絵に関しては、あまり深い意味はありません。横構図の面白い部分を縦構図にするための多少の構図変更です。
 ここでは、全体像がわかりやすいよう、下絵を兼ねて濃いめの色も置いています。

 こういう絵は水をたっぷり使って描くことになるだろうと思います。
 描いている途中で紙がヘカベカになってしまい、水貼りをすべきだったと思いました。それに少し右に傾く傾向が見られます。
 そこで、ここでひとまず中止して、明日は水貼り後から始めようと考えています。
 この絵は、いつも以上にちょっと手こずりそうな感じがします。

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◆第二ステップ

 この絵は、今までの絵のようにそう簡単にステップわけができません。
 全体のバランスを見ながら行ったり来たりです。
 重要なのは、どこまで色を置くか(濃くしていくか)、ということです。
 夜景だからと言って、写真のように暗くすれば良いと(そう考えている人もいるようですが)言うわけではないと、私は考えているのです。

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 こんな感じで仕上げていったものが冒頭の画像です。
 しかし、この画像、実際よりかなり色が強く感じられます。
 調整しようとしたのですがうまくいきませんでしたので、「絵」と「画像」とはもともと別のものという考え方で、このままにしておくことにしました。

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路地の雨:F6(長崎・思案橋)  

 路地の雨:F6(長崎・思案橋)

 この風景は、以前長崎旅行をした時、雨に降られながら思案橋を巡っていた時に発見したもの。
 いつか描けるかも…とずっと保存していたものです。

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 いつものようにどのように描いていったか、私の水彩画法見てもらおうと思います。
#今日はうっかりして途中以後の撮影を忘れてしまいました(苦笑)。

◆下描き

 この風景はちょっと複雑ですから、いつもより下描きも丁寧です。

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◆第一ステップ

 いつものように、ベースになる色を置いて行きます。
 こういう風景ですから、少しラフな感じの方が良いかもしれないと始めています。

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 ところがこの後の撮影を忘れてしまいました。

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農家の春:F6(舞岡)  

 農園の春:F6

 舞岡公園へ行く途中にあるとある農家で見つけた風景です。
 春が一杯のこんな風景も良いんじゃないか?…と。

 いつものように、仕上げのプロセスを書いてみます。

◆下描きスケッチ

 いつものように簡単なラフスケッチで終了です。

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◆第一ステップ

 いつものように、全面にベースの色を置いて行きます。
 花の色は最初に置きます。そして、もちろん光の当たっているところは白残しです。

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◆第二ステップ

 最初に置いた色に、より暗い色を重ねて行きます。
 徐々に雰囲気が出て来ているのがわかると思います。

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◆第三ステップ

 完成の一歩手前の段階です。
 これに最後の手を加えて、冒頭の絵になります。

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category: ┗ 風景20年

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伊根の海:F6  

 伊根の海:F6

 新型コロナの感染が拡大しています。
 いろいろ情報集めをしたり、考えることはあるのですが、絵を描くことも精神的には良いものです。

 そう思いながらできるだけ絵を描く時間を確保して行こうとも思っています。
 今回は、この画像からですが、描いてみることにしました。

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◆鉛筆の下描き

 今回は向こうの家並みに光が当たっているため。少し丁寧にデッサンをしています。
 右の複雑な建物は、もともと複雑な上にメインではないので、いかに省略的に表現するかを考えます。

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◆第一ステップ

 まず、空と向こうの山陰、海にベース色としての青を置いています。

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◆第二ステップ

 右の建物と舟及びその周辺に色を重ねて強調し始めています。

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◆第三ステップ

 動きのある海の表現にちょっと手こずっています。
 全体の色を置いていますが、まだ細かな表現までできていませんので、絵が浅く感じると思います。

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 これに手を加たのが下の絵ですが、まだ不本意だったのでもう少し手を入れて完成とさせたのが冒頭の絵です。
 どこに手を入れたのか、何が違うのかを考えるには良い比較ができるかと思います。

 伊根の海:F6

category: ┗ 風景20年

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