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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(4〜6月)の日程はこちら。(パスワードが必要) 

私の絵の今後  

 この半年ばかり、何となく水彩画を描いていますが、実は、今までどこにも書きませんでしたが、個人的には、次のように概略の目標を設定しているのです。
#こんなことを書いて、自分の首を絞めなければ良いが…と思いつつ。

 最初の50枚は、水彩画への自分の能力(どの程度の絵が描けそうか)の見通しをつけてみよう。

 次の50枚は、自分がどのような絵を好みとし、どのような絵を描いて行けそうか、いろいろな実験(試行)をしながら考えてみよう。したがって、この間は、質より量をめざそう。

#「風景画ギャラリー」の区分が、そんなことを考えた結果だったのです。

 こうして、大体100枚ほどを描いたところで、自分の作品とすべき絵を描いて行ってみよう。

 死ぬまでに1000枚ほどそんな絵が描けるだろうか?


 まあ、そんなことを考えて、このページを書いています。


 油絵を薦めてくれる人もいます。その方が、いかにも作品らしい絵が描けることはわかります。展覧会を目指すならその方が良いこともわかります。
 しかし、私は、この「水彩画」がなかなか気に入っているのです。
 描いた結果が必ずしも読めないということ。そのため、常に先を予測しながら描く必要があること。表現するための一定の技術が必要であり、描くこと自体が結構難しいこと。そんなところが技術畑で生きてきた私の嗜好に合っているのかもしれません。
 また、比較的短時間で描くことができること。そんなところはせっかちなところのある私の性格にも合っているようです。


 ということで、少なくともしばらくは水彩画でジタバタしていきたいと思っています。

 よろしくお願いします。

category: ●絵への思い

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くじゅう花公園:F4  

くじゅう花公園:F4

 一昨年、九州旅行をした際の「くじゅう花公園」でのスナップ写真から描いたものです。
 背景の山々がなかなかうまくいかずに苦労してしまいました。

 うまく描けなかったと思う、その理由の一つは、尾根の詳細が私も持つ200万画素のデジカメデータでは良くわからないことにもあると思っているのです。つまり、絵の腕は別として(^^ゞ、もう少し詳細が見えていれば、私なりの表現で描くことも可能だと思っている…と言うわけなんです(ウー、エヘン)。
 そんなわけで、現在、「EOS Kiss デジタルN」を検討中なんです。

category: ┗ 風景05年

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Spot:ロカ岬/ポルトガル  

Spot:ロカ岬/ポルトガル

 いつも大判を書こうとすると、時間が足りない時などついつい着手の決意が鈍りがちです。それより今はもっと気楽にいろいろな絵に挑戦してみても良いのではないかと勝手に考え、時間の足りない時などは、ハガキ絵のような絵も描いてみようという気分になりました。
 これは、大げさに言えば、画家としての視点と技術と絵に対するこだわりの気持ちを育てるかもしれないと思ってのことでもあります。本当は、現地で描くのが良いことはわかっているのですが、まだそんな気分になりませんし、現地でなければ描けないとなるとどうしても描ける機会が少なくなるからです。

 そんなわけで、本日から「Spot」というカテゴリーを始めました。これは本の写真などから自分なりの絵を描いてみようというものです。
#習作のようなものですので、拡大もできませんし、「風景画ギャラリー」にも収録しません。

 この場所には、16世紀の詩人カモエンスがヴァスコ・ダ・ガマの新航路発見の偉業をうたった叙事詩の一節「地果て海始まる」と刻まれているそうな。

 有燐堂で買った「Sketch」という100枚ほどで400円の冊子に描いているのですが、ご覧のように「水彩には不適」だと思います。用紙はちょっと考えましょう(^^ゞ。
 何となく、田中千尋氏の絵に感じが似てきましたね(^^ゞ。でも私としては、もう少し描き込みが欲しいですかね。

category: ┗ Spot01

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スケッチブック購入  

 私の近くで画材を選ぶには、町田の世界堂が最も良さそうです。

 そんなわけで、とりあえず気になっていたスケッチブック「アルシュ水彩紙ブロック・コレ」(26×36cm:300g/m2)を購入しました。意外と高い用紙であることがわかりました(^^ゞ。ついでに、絵の具も2色(サップ・グリーン、ロー・アンバー)購入。部分補充だったので、チューブ状のもので我慢。ここには固形はないからです。
 道具ばかり増えていきますが、これは仕方ありません。徐々にそれぞれの性質を確かめながら絵を描いていきたいと思います。

 その後、版画美術館にも行ってみました。以前、仕事で係わった再開発ビルの脇を通ってです。たまたま、水彩画(花が中心)と油絵の展示会をしていたのでそれも見てきました。水彩画・油絵、それぞれの違いを直に感じる機会になりました。
 私の趣味からすれば「水彩画」なのですが、油絵もなかなかだと認識を新たにしているところです。

 さらに芹ケ谷公園も一回りしてきました。絵になる場所を探したのですが、公園としてはなかなか良くできた公園だったと思うのですが、スケッチポイントとして私が期待するような場所はあまりありませんでした。この点はちょっと残念でした。

category: ┗画具

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上高地から穂高連峰を見る:F8  

 050515kmkchF8 (元画像を紛失中なので当面こちらで…)


 これまでの絵が中途半端というわけではないのですが、作品に仕上げるには大きな判であるにこしたことはありません。現在、わたしが持っているスケッチブックの大判は、F8と先日購入したF10になります。そこでとりあえず、F8で本格的?な挑戦をしてみることにしました。

 ここは、先日描いた「大正池からみた焼岳」に続いての上高地です。河童橋の上流からみた奥穂高方面になります。

 絵の出来映えはともかく、この絵で、私が現地で感じた奥行き感、清々しい空気を感じていただければ…と思います。
 以前、上高地に行ったときには、この先に槍ヶ岳の山頂が頭を覗かせていたような記憶があったのですが、私の思いこみだったようです。
 念のため、カシミール3Dで確認してみましたが、見えないようでした。やっぱり見えないんですよね。
#どなたかご存じの方、教えていただけないでしょうか?

 大判を描かせると、その人の絵の実力が判ると言いますが、なるほど難しいものです。

category: ┗ 風景05年

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F10スケッチブックの購入  

 夕方、YKH市から調査プロポーザルの提出依頼があったので、その説明を聞きに出かけました。
 その帰り道、世界堂にてF10スケッチブック(MontvalCanson)及びそれを水貼りするためのパネルを購入しました。clesterのスケッチブックにちょっとガッカリしたこともありますが、私もそろそろ大判の絵を描きたくなったようです。
 もっともF8がまだまだ残っていますので、両方の具合を見ながら使っていくことになると思います。
 現在、F8の絵を描いているところです。発表はもう少しお待ち下さい。

category: ┗画具

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阿蘇外輪山の野火:F4  

阿蘇外輪山の野火:F4

 先日紹介の「基礎からの水彩」には、ウェット・オン・ウェットの技法について書かれています。この技法は、私自身、今まであまり使用したことがありませんが、水彩画らしい表現を可能にする技法なので、この本を読んで、ますます何とかモノにしたいと思うようになりました。
 先日、自分で失敗だと思っていた「田舎の夕焼け」は、意外にも評価してくれる人が多かったのですが、あの絵もこの技法を明確に意識していたらもっと納得の行く絵になっていたんだろうと思います。
 そんなわけで、今度は絵にする手頃な対象を探していたのですが、一昨年、九州を旅した時の写真を見つけました。今回は、そんな技法を意識して描いた絵です。

 ここは恐らく、阿蘇外輪山を移動途中の休憩所からの風景です。私の絵にしては「いかにも風景画!」と感じさせるような風景です。
 写真を参考にしていますが、私としては、今までになく写真から離れて描いてみました。つまりモチーフはいただきエレメントの位置関係を少しずらして描いてみました。もっと思い切って変えた方が良かったように思います。
 背景をもっと淡くするつもりだったのですが、初めてのこともあり予想以上に濃くなってしまいました。

 なお、スケッチブックも今回から3冊目(clester)になりました。
 ところが、このスケッチブックの用紙は、ウェット・オン・ウェットで描くには、予想外に色彩が広がりすぎるのです。この技法にはあまり適していないように思いました。これから、このスケッチブックでこの技法を使って行くのはちょっと躊躇してしまいますね。

category: ┗ 風景05年

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等々力渓谷の春:F4  

等々力渓谷の春:F4

 春とは言いながら、どんな絵を描いたら良いのか考えているとなかなか筆が進みません。その一方で、「質より量。まだそんなことを考えられる時期か!」という内なる声も聞こえてきます。迷っていても仕方ないので、深く考えないでまた描くことにしました。

 今日の絵は、先日の等々力渓谷です。
 渓谷の樹林の中に重なり合う若葉を通してこぼれ落ちるやさしい光、そして、せせらぎ(と言うほど美しい川ではないのですが)の水面の輝きが印象的な気がしました。こんな風景は山に入ればいくらでもあるのでしょうが、大都会の中にもこういうところがあるということが、特別そんな印象を与えてくれるようです。そんな気持ちを絵にしてみたいと思ったのです。
 それにしても、いつも思うのですが、絵にするというのは、どうしてこんなにむずかしいことなのでしょうか?

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 最近気づくことは、鉛筆画の下絵が日に日に簡単になっていくことです。最初は奥津国道氏の方法を踏襲していた筈なのに、徐々に自分の方法になってきたのかもしれません(それならそれで嬉しいのですが…)。
 恐らく、徐々に写真の引き写しの絵から脱しようとする意識があるためにそうなってきたのかと思います。

 また、先日読んだ本によって、多少私の絵の表現が変わるかと期待していたのですが、どうもこれもあまり変化がありませんでした。

category: ┗ 風景05年

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