田舎の道:F4 
2005/09/08 Thu. 22:43 [edit]

他の人には全く関心を持たれない風景でも、ある個人にはとても懐かしい風景というのがあります。恐らくこれはそんな風景です。
中学生時代、天竜川の河岸段丘の上に建てられた学校に通うためには、坂道を10数分上っていく必要がありました。多くは、車が自由に通れるよう拡幅されて殺風景な景観に変わってしまいましたが、道草をするのに最適な道は、あまり拡幅されないまま残されています。ここはそんな道でした。
しかし、描き始めて「こんな風景を描いて、もしかしたら失敗したかも…」なんて思いがずっと頭をよぎっていました。
こうした何でもない風景を絵にすることは、大変難しいということを思い知らされていたのです。明るい日差しに緑が照り映えているような風景だったことももしかしたら難しさを増していたのかもしれません。
・コットマン(maruman)/F4/中目/
・このような緑の重なりなどもなかなか難しいものです。左手前の緑は思い切って省略したのですが、様になっているのかどうか…。
・この絵、アップした日こそ翌日に設定していますが、実は本日2枚目の絵です。やや疲れてきたことも、絵に対する執着心を若干薄めてしまっているかもしれないと、やや反省です。
・これで水彩画は絵を描き始めて70枚目になりました。とにかく今は枚数を稼ごうと進めている「試行期」の作品群ですが、このペースであれば、今年中には100枚に到達できそうです。(枚数勝負ではないのですが…(^^ゞ)
category: ┗ 風景05年
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