ポツダム・サンスーシ宮殿にて:P 
2008/06/30 Mon. 18:31 [edit]

深く考えずに絵を描き始めてしまうと、特に難しいと思えるような建物などだと、それを描くこと自体に熱中しすぎてしまいます。
今回は、以前の反省も含めて、本番を描き始める前に鉛筆でラフスケッチしながら構図や光と影の表現をどうするか…等々、頭の準備体操をしてみることにしました。
#かといって、本番で上手く行くとは限らないんですけどね…(^^ゞ。
このところ、下絵と大きな絵両方を着彩していましたが、大小の絵に同じような色づけをしても仕方ないと思うようになりました。その意味では、下絵は、このくらいの表現をしながら考えるのが良いかも…。
#先生には、直接絵の具で描いていくことを薦められましたが、さすがに建物ではちょっとそれはむずかしいですね。
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ポツダム・サンスーシ宮殿・中国茶館:F8 
2008/06/29 Sun. 01:49 [edit]

サンスーシ宮殿は、プロイセンのフリードリヒ大王が夏の居城として1745~47年に建てたロココ様式の宮殿です。サンスーシとはフランス語で「憂いのない」という意味で、「無憂宮」と呼ばれているものです。
サンスーシ宮殿の前の噴水を見てさあ帰ろうというところで、宮殿内を流れる水路の向こうを見ると、なかなか趣のある雰囲気の中に小さな建物が見えていました。
皆はもう出口の方に歩き始めていたのですが、気になってちょっと足を伸ばして撮影してきました。
その成果がこの一枚です。
不思議な色の木は、「紅ブナ」(注)というものらしいです。今回の旅で知りましたが、日本では見かけない色彩ですねぇ。
#絵に、こんな説明は不要なんでしょうが…(^^ゞ。
注:ガイドさんからそう聞いたのですが、その後、ヨーロッパで良く見かける「赤楡(赤ニレ)」かもしれないという指摘もいただきました。私の知っているブナの木とニレの木ではあまりにも違いすぎます。この木はその意味ではニレの木により近い。「赤ニレ」の方が正しいかもしれませんね。
こちらの写真で見て、判る方はいらっしゃいませんか?
PS
なお、この絵はネット仲間展にも展示しています。
#新しい仲間が随分増えていますよ(^_^)。
PS
その後、木の種類について、ランドスケープの専門家からお聞きしました。
一般的には「ヨーロッパブナ」ということで良さそうですね。
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この様な赤い葉の樹は、ヨーロッパブナ(あるいはプルプレア、ペンデュラ)と呼ばれています。しだれ系の赤葉のものです。
他には、ノルウエーカエデのクリムソンキングやローヤルレッド等があります。町の中でよく目立ちますね。
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ポツダム・サンスーシー宮殿裏:F8 
2008/06/27 Fri. 20:26 [edit]

ポツダム・ツェツェリエンホフ宮殿見学の後は、やはりポツダムにあるサンスーシー宮殿です。
この宮殿の正面には広い庭があって、中央の噴水から何段もの階段を上がるような象徴的な空間構成ですが、宮殿は平屋なので正直言ってどうもパッとしません。
ところが、宮殿の裏は列柱に囲まれた円形の広場になっており、馬車でアプローチするための広場になっています。
#この左手にスロープがとりついているのです。
そこが何となく不思議な空間を造っていたので、ちょっと面白いかも…と思って描いてみました。中央の不思議な木がその印象を強めていたのかもしれませんね。
#ですから、この木はそのまま描いておきました。
前回が、ちょっと生真面目に描きすぎたので、今回は気楽に描いてみました。
#と言うより、手抜きかもしれませんが…(^^ゞ。
PS
神奈川水彩展の応募締め切りが明日でした(^^ゞ。
気がついたのが遅かった(^^ゞ。
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風景画教室の講評 
2008/06/25 Wed. 22:09 [edit]
先生にも言われたが、結局は、先日の水彩連盟の講評と同じことになるようだ。
端的に言えば
「描写ができるのはわかった。ところで、きみの絵はどこにある?」
まあ、そんなようなことなんだろう。
描写のうまさで勝負している人もいることは確か。それでも多分、それだけじゃないんだろうと思うが…。
では私の場合、自分らしさの追求というのは今の延長上にあるんだろうか?と考えると、私がそうありたいと思う方向はちょっと違うような気がする。多分、何かを変えていく必要があるんだろうなぁ。それが何か、まだ良くわからない。
写真から描いている限り、それは難しいのかもしれないなぁ。
#写真から描いたとしても、現場の空気を感じながら描いているつもり。それでもやはり現場に触発されることが多いのは確か。
#だからこそ新しいものを得るヒントは現場にあると考えた方が良いんだろう。
遅くなって始めた絵だから、若いときから絵のことばかり考えている人と同じようにやっていくつもりはサラサラないんだけど、まあ次から次へと新しい課題が出てくるもんだ。
「たかが絵」のことだけど、これはこれで結構おもしろいものだ、と思う。
230000
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ベルリン・シュプレー川からのベルリン大聖堂:F8 
2008/06/24 Tue. 17:07 [edit]

海外旅行の時には、私はバスの中でもシャッターチャンスを狙っています(ちょっと大げさかな?)。殆ど没になる写真ばかりなのですが、たまには何とか絵にできそうなものを撮ることができることもあります。
この風景はそんな一枚から描いたものです。
#撮影した時点では何の建物かわからなかったのですが、後で調べたらベルリン大聖堂だということがわかりました。
ベルリン大聖堂は、広場から見た正面は「何だかなぁ(^^ゞ」という感じで絵を描こうという気分になれないものだったのですが、この一瞬だけは何とか絵にできそうな気がして描いてみました。
#実は、手前の建物は工事中でクレーンがこの正面を塞いでいたのですが、ここでは取り除いて描いています。
もちろん、大聖堂がメインなので、他は省略的に描こうと思っていたのですがなかなか上手く行きませんでした(^^ゞ。
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ポツダム・ツェツェリエンホフ宮殿:F8 
2008/06/23 Mon. 19:07 [edit]

ここはベルリンの南西ポツダムのツェツェリエンホフ宮殿。
ホーエンツォレルン家最後の建築物として1913年から16年に建てられたもので、1945年7月17日~8月2日までポツダム会議が開かれた場所。
最初はあまり期待していなかったんですが、大木の林の木漏れ日の向こう側に、予想外の大規模なこの建物が見えてきた時は、いつの間にか気分が浮き浮きしていました。
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ベルリンの朝:ML(MOLESKINE 水彩画用ノートブックL) 
2008/06/20 Fri. 21:36 [edit]

ベルリンに泊まった翌朝、明け方の空が美しく輝いていました。
目の前にはちょっと趣のある建物。そこで、両方を欲張って描いてみたくなりました。
ベルリンの朝を絵に残したくて…。
#旅行中に描いたスケッチはその一部だったんですが…。
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ブダペスト・ドナウ川河岸(夜景):ML(MOLESKINE 水彩画用ノートブックL) 
2008/06/18 Wed. 21:17 [edit]

昨日に続いてドナウ川沿岸の夜景です。昨日の国会議事堂と反対側になります。
今夜は、昨日の絵より、ちょっと前の時間帯。夕闇が迫ってきて街に明かりが灯ってくる頃です。
紙は昨日と同じ、「MOLESKINE 水彩画用ノートブック」ですが、やはりこの紙はちょっと難物。でも紙が湿っても比較的しっかりしているので、絵の上がりは悪くない気も…。
今回はホワイトを多用して、それに暖色を重ねてみましたが、やはり光があまり感じられません。
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ブダペスト・国会議事堂(夜景):ML(MOLESKINE 水彩画用ノートブックL) 
2008/06/17 Tue. 17:11 [edit]

少し前に「MOLESKINE 水彩画用ノートブックL」を紹介しましたが、とうとう先日購入してしまいました。
このノートブックは横長の概ねF0の変形サイズです。広げればかなりのパノラマにして描けるのが気に入って購入したものです。
さて、一番最初に何を描こうかと考えたのですが、先日の旅行の際、ブダペストのドナウ川河岸で見たハンガリーの国会議事堂の夜景の美しさが頭に浮かんだので、やはりそれを最初にしようと描いてみました。
これは、私が描く初めての夜景ということになります。
#本当は白残しやマスキングをしておけばもっと透明感がある絵になったんだろうと思いますが、それがちょっと残念です(^^ゞ。
このノートブック、比較的しっかりした紙なので、十分水彩画を描くことができます。ただ紙質としては、やや水を吸いこみやすく洗いがそれほど効かないような気がするので、それを意識している必要がありそうです。ペン画に淡彩なんて描き方が最も向いているかもしれません。
見比べてみると、ノートに描いた方が色調も落ち着いていてなかなか良い感じ。
描きにくい点は確かにあるが、お気に入りのスケッチブックになるかも…(^_^)。
category: ┗ ポストカード01
水彩連盟展の作品の講評 
2008/06/16 Mon. 18:01 [edit]
特に心当たりはないけれど…と思って開けてみたら、「水脈」(第67回水彩連盟展1号)という冊子が入っていた。この間の展覧会に関する報告のようなものらしい。
その中で私の関心は、もちろん私の絵についての講評であるが、他の人たちの絵についてのものも含めて書かれている内容を読んでいくと、絵というものはどういう見方をするものなのか、とても興味深い。
私の作品が展示されていた第7室は、森治郎氏による講評。
それによれば、
7室は具象の中堅作家と抽象のベテラン作家の中間にあって具象表現の中にも心象的な作品の多い部屋となっています。特に今年は水彩連盟全体のレベルが高く良い作品が多い。
…
(私の作品については)
絵画的表現技術は素晴らしいが、一歩進んで自分の見た街の主張がでると一段と良くなる。
自分の見た街の主張か…。まあわかっていることなんですが…。
狙いをどこに置くか、色彩をどう扱うか、強調と省略をどう扱うか…。いろいろなイメージは浮かんでくるが、やっぱりちょっと苦手な領域ですかねぇ。
徐々に、変えていくしかないんだろうけど…。でも、今までと同じように、描いているうちに自然に変わってくるような気もするんですが…。
ちなみに絵の方は、(不確かな記憶だが)今月の上旬くらいに帰って来たと思うが、梱包が解かれないまま玄関の壁に立てかけられている。
整理すると言ったって、どこへ置いておけば良いんだい?(^^ゞ
category: ┗その他
風景画教室(野島崎のスケッチ):P 
2008/06/14 Sat. 23:59 [edit]
鉛筆では描きやすい紙だということはわかっているが、この紙に水彩というのはどうもいけない。
それでも、彩色したものを一応アップしておきます。



category: ┗ 風景08年
風景画教室(野島崎の雨海):F8 
2008/06/14 Sat. 23:14 [edit]

翌日は朝から雨。それに寒い。
仕方なく、ホテルの部屋で描くことになったが、もう灯台は描いてしまったし、海しか描くところがない。
岩と海を描こうとも思ったのだが、水平線の雰囲気もちょっと捨てがたい。しかし、両方描くにはちょっと構図が難しいが、何でも欲張って描いてしまう私の性格。ここでもそれが抜けなかった(^^ゞ。
それで敢えて両方を描くことにした。しぶきを上げた瞬間を捉えて…。
これは、言わば水彩で描いた「日本画」だなぁ。
category: ┗ 風景08年
風景画教室(野島崎から):F8 
2008/06/13 Fri. 21:54 [edit]

灯台を描いた後、岬の反対側に回りました。残念ながらそこからは松林に邪魔されて灯台はとても描けるような状況じゃありません。
それで描いたのがこの絵です。
空は、雨が止んで、ちょうどこの建物に夕方の日が当たっていました。
#この建物の左側の方から見ると、絵はがきになるような灯台になるのですが、絵を描くにはちょっと遠いかもしれません。
category: ┗ 風景08年
風景画教室(野島崎灯台):F8 
2008/06/12 Thu. 23:21 [edit]

泊まりがけの風景画教室は房総半島の最南端、野島崎。
#ここの灯台は、八角形の断面形をしている。
小雨が降ったり止んだりと、天気がどうもはっきりしない。そうした中で、灯台を描いてみました。これで風があったらどうしようもなかったでしょうね。
#用意していった、傘立ても何とか役だってくれた。もう少し傘が大きいともっと良いのだが…。
良く見ると、右下に、雨の跡が…(^^ゞ。
category: ┗ 風景08年
野島崎にて風景画教室 
2008/06/10 Tue. 22:21 [edit]



このところちょっとドタバタしていましたが…、明日から一泊二日で房総の野島崎での風景画教室です。
今度は、どんな絵が描けますかねぇ。
まあ、行ってきます。
#天気がちょっと心配ですが…。
写真は、この2~3日何かと雑用に追われていた感じがしますが…(^^ゞ、その一つ。
家にあった板を使ってちょこちょこと作っていた日曜大工の成果です。
#左だけは20cm角くらいで比較的小さなものです。
#右二つは、テーブルの小物入れです。まとめて片付けられるようにしたいと考えたのですが…。
category: ●ご挨拶等
風景画教室(井の頭公園):F8 
2008/06/05 Thu. 17:21 [edit]

今回で2度目の井の頭(恩賜)公園。
前回はあまり描き慣れない絵を描いてしまったので、今回は、私にとってとっつきやすい風景を描いてみました(^^ゞ。
この建物は、井の頭公園内にある、自然文化園の中の水生物館というものらしいのですが、あまり確信はありません(^^ゞ。
何となく自然の中にあるといった雰囲気を感じ、それが気に入ったので描いてみました。
但し、この絵は、下絵のつもりで描いたSMサイズのもの。ホンチャンで描いているF8サイズのものが、どうも確信が持てなかったので、こちらを先に仕上げてみました。いつもと逆です。
#最初は同時に2枚描いてみようとしていたのですが、やっぱり現場ではF8優先になってしまいました(^^ゞ。
そして後で描いたF8サイズの絵(こちらがホンチャンのつもりなんですが、いつも大判の絵の方が分が悪い…(^^ゞ)がこちらです。
今回の展示順序は、いつもと逆です(^_^)。

category: ┗ 風景08年
中欧の旅(9日目・その3):ブダペスト:SM (最終です) 
2008/06/03 Tue. 10:18 [edit]
本日は、いよいよ最後の2枚です。
この絵は「くさり橋」。ブダペストの最もメインの橋であり、最も名の知られた橋です。
橋の向こう、左側に王宮が一部見えています。右に見えているのは「トンネル」。これは王宮へ向かう道ですが、ブダペストにはトンネルはこれ一つなので、「トンネル」と呼ぶものはこれしかないんだとか。

これが最後になった絵。最後ですから描くのは当然王宮。
ただスケッチなので、部分しか描けませんが…(^^ゞ。

9日目・10日目の旅行記はこちらです。
これで旅行中のスケッチは終わりです。
最後はちょっと息切れ。ぜいぜいしながら描いてきたような気がします。
描きたいものがそのまま描けたわけではありませんが、粗っぽいながら、いろいろな試みができたような気がするところは収穫だったでしょうか?
#それにしても、今回使った「COTMANのF0」は、もう2度と使いたくない気分だし、「WaterFord(Natural)のSM」もいつも使っている紙とは、大分違う印象でどうも気に入らない。
#新しい紙を探さないとだめかなぁ。
さて、明日は風景画教室です。
また新しい気分で、次の作品にとりかかるとしましょうか?
category: ┗ 風景08年
中欧の旅(9日目・その2):ブダペスト:F0 
2008/06/02 Mon. 21:24 [edit]
3枚目は、昼食でサラダを食べたマクドナルドの戸外の席から広場の方を描いたもの。

次は、デアーク広場からビル越しに見た「イシュトヴァーン大聖堂」の塔を描いたものです。

さて、中欧の旅のスケッチも、あと2枚を残すだけになりました。
9日目・10日目の旅行記はこちらです。
category: ┗ ポストカード01
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