生活をする船(子安運河):F8横 
2010/10/28 Thu. 23:55 [edit]

<F8:ウォーターフォード>
船溜まりの人々の生活は部外者の私には伺い知ることはできません。
ただこの船を見た時には、これはまさに「生活をするための船だ」と感じてしまったのです。その印象が強かったので描いてみる気になりました。
いつもよりちょっと高い位置ですが、この船を描くためにはこのアングルしかありませんでした(^^ゞ。
今回、この絵はちょっといつもと変わった描き方をしてみました。
たまたま写真を撮ってみましたので、ぼやけたひどい写真ですがご紹介してみます。
<ステップ1>
いつもは、それぞれベースの色を意識して薄く下塗りしているのですが、今回は、光の当たっている部分と影の部分が複雑だったので最初はグリザイユを試しています。それで次のステップを簡単にしてみようと思ったのです。言わば絵の具で下書きをしたようなものと言ったら良いでしょうか?

<ステップ2>
次いで、徐々に色を重ねていきます。
このあたりで一通り重ね終わった段階です。

そして最後に手を入れて…というのが上の絵というわけです。
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逆光のニコライ堂:F6縦 
2010/10/27 Wed. 23:32 [edit]

<F6:ウォーターフォード>
暑かった夏以降で一番の寒さ。初雪とは言えないほどの雪も各地で降ったようだ。
今日は久しぶりの教室だった。場所はお茶の水。普通は聖橋周辺を描くかニコライ堂ということになるだろう。
ここには時々来る機会があったが、なかなか落ち着いて描くということができなかった。今日は初の機会になったので、多くの人が描いてきたニコライ堂に敬意を表してまずここを描くことにした。以前からその場合には最も当たり前のアングルで正面から描いてみようと思っていた。
私が選んだのはここ。すでに別グループの先客が描いていたがその隣で描かせていただくことにした。
#ニコライ堂はもうお茶の水の街並みに埋もれつつある。だから今日は敢えてそのような雰囲気を入れてみた。
PS
昨夜は何故か眠れなかったので、起き出したがすることがない(^^ゞ。
それで、以前から<日本ブログ村>に「ランキング」というのがあるのは知っていたのですが、このページがどの程度のところなのか知りたくもあったので、登録をしてみました。
皆さんにも、よろしくお願いします。
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橋下のボート(赤坂見附):F6横 
2010/10/20 Wed. 22:54 [edit]

<F6:ウォーターフォード>
これまたボート場。弁慶橋の下の風景です。
#たまにはこんな風景も描いて見たいと思いまして…。
最初は気に入らなかったけど、手直ししているうちに自分としては何とかなったような…。
あきらめてはそれっきりですからね(^^ゞ。
PS
20日のこと。
日中、PCを使っていたらディスプレイが突然真っ白になった。さあ困った。PCの様子を見る窓がなくなったわけだから、PCが壊れたのか窓(ディスプレイ)が壊れたのかわからない。
しばらく迷ったが、PCをリスタートすると何となくPCは動いているらしい。その間、ディスプレイの方は多少ちらつくものの真っ白なまま。この段階でディスプレイが壊れているものと判断した。このディスプレイはLG電子製で以前も壊れている。修理するにしても日数がかかる。
不自由ながらノートPCでメールやインターネットだけは使えるので、ネットで新しいディスプレイを購入することにした。私の場合、ディスプレイでは絵を描くための写真を表示することも多い。このディスプレイはワイド型だから縦型の画像を見る場合には明らかに不利。今度はワイド型じゃないものにしたいという気持ちもあった。覚悟を決めてディスプレイを注文。品物は<イイヤマ ProLite E1906S-B 14,738円>。多分、ネット上での19型最安値(もちろん私なりに信頼できるメーカー製で…ということですが)。
品物が届いたのは早かった。注文の翌日(つまり21日)の朝9時に到着。新しいディスプレイにつなぎ直してPCが使えるようになったのは10時。良かった。
新しいディスプレイは画面も美しく大きく(上下方向)なったし、期待していなかったスピーカーも内蔵されていた。おかげで机上が少し整理できる。
この絵がアップできたのも、再びPCが使えるようになったから…というわけです。
#古いディスプレイは修理して手許に置いておくことにしようか…と思ったが、カスタマーセンターに電話したら、3年以上経過しているために有償になる、しかも故障状態からその費用も相当の高額(4万円くらいらしい)になりそう、しかも修理見積もりだけでも1500円かかるということなので、廃棄処分にすることにした。廃棄するだけでも手間と費用がかかるが仕方ない。
#結果的に費用の負担はなかった。
PS
絵が、黄色っぽい背景色(#FFFFF0)と似通っていたので、背景色を少しグレー系に変更(#F5F5F5)しました。
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昼下がりのボート(赤坂見附):F6縦 
2010/10/19 Tue. 22:19 [edit]

<F6:ウォーターフォード>
先日は、ちょっと用事があってホテルニューオータニへ行って来ました。
その途中、弁慶橋のたもとにあるボート場がちょっと良い雰囲気。それで描いてみました。
子安運河にもちょっと飽きてきましたので、本日は気分転換です。
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tb: -- cm: 2
橋下の舟(子安運河):F8横 
2010/10/16 Sat. 20:55 [edit]

<F8:ウォーターフォード>
相変わらずの子安運河。
今回は、橋の下の小舟。
PS
そう言えば、季の会の仲間達は昨日帰国しているはず。
どんな絵を描いてきたんだろう?
#それが見られるのは、12月の講評の時かな?
category: ┗ 風景10年
tb: -- cm: 2
子安運河の小船:F8縦 
2010/10/12 Tue. 21:16 [edit]

<F8:ウォーターフォード>
続いてやはり子安運河の小船を描いてみました。
私が感じている子安運河の魅力の一つが、このたゆとう波の雰囲気なんです。
今回は「赤」が適度なアクセントになっていますね。
#だんだんタイトルのネーミングに苦労するようになって来ました(^^ゞ。
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子安運河の午後:F8横 
2010/10/11 Mon. 23:25 [edit]

<F8:ウォーターフォード>
子安運河は、船の生活者の街と言うべきでしょうか?
私たちが日常暮らす都市とは背中合わせの街と言ったら良いのか…。よそ者には簡単には近づきがたい雰囲気がありますが、でも、そこで暮らす人々にとってはとても親密な雰囲気が溢れている…そんな空間のような気がします。
今日はとても複雑な子安運河の全体を思い切って描いてみました。
全体とは言っても、私の背中にも同じくらいの広さの空間が広がっているのです。
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午後の小船(子安運河):F8縦 
2010/10/10 Sun. 17:44 [edit]

<F8:ウォーターフォード>
殆ど2ヶ月近く絵筆を持たないまま…。本当に久しぶりになってしまいました。
#正直言って、どのように手が動くか心配でもありました。
改めて再開したいと思います。いつもおいでいただいていた方々、申し訳ありませんでした。
この風景、以前SMサイズで描いたことがありました。
しかし、先日同じ場所を訪れたらすっかり様変わりしていたのです。この絵の右手にある壊れかけたベランダ?がすっかりなくなっていたのです。
もう二度と描けない風景になってしまったので、その記念の意味もあってもう一度改めて描いてみました。少しクローズアップしても良かったのですが、なくなってしまったこのベランダを惜しんでもう一度同じ風景を描くことにしました。
しばらく子安運河が続くかもしれません。
PS
この絵、新しく購入した筆(ラファエル、レオナルド)2本で描いています。
お気に入りの筆になりそうな感じです。
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自分の絵とは? 
2010/10/04 Mon. 18:06 [edit]
絵を描き始めて6年。最近漠然と…であるが、絵画というものを考えている。
具象、抽象、心象、前衛、さらにはアール・ブリュット(生(き)の芸術、最近はアウトサイダー・アートとも呼ぶらしい。この間TVを見ていて知った。)…等々、あるいは、絵、イラスト、デザイン、グラフィック…様々、絵の具で分ければ日本画、油彩、アクリル、水彩、パステル…等々。描く対象を見れば風景、人物、静物…等々。さらには現代絵画~古典絵画なんて区分も…。水彩画の中だけでもスケッチ、写生、作品…グループ分けしていけば限りなくあるように思える。
そんな中で、私の絵は透明水彩、具象、風景…、どう整理したところでやけに偏った世界。いろいろ試している人もいるけど、私の場合にはどう考えても、最も描きたいのは風景だと思ってしまうからだし、透明水彩に限定しているのは、一応それが好きで他のものにまで手を出す余裕がないから…。
あえて説明すればそんなことなんだろう。
このところ私が毎年応募している水彩連盟ではもともと抽象が多いし、最近はやけにアクリルが多くなっているようにも思う。私はアクリルも水彩?とは思っているが、アクリル画を描いている人からすれば、透明水彩だけが水彩じゃあるまい…と思っているに違いない。今後ますますアクリル画が多くなることだろう。
何となく不自由さを感じるようになってきている。
* * * * *
私には新しい絵画の世界を切り開こうなどという野心も、資質もないし、残されている時間もないから、好きに描きたい絵を描いていくだけだけど思っている。それでも少しずつ自分の絵が変わっていくのは好きらしいし、自分のスタイルのようなものを創り上げていくのには関心もある。その意味でも透明水彩は結果が早くて良いかもしれない。
透明水彩の質感や扱いやすさは好きだから、多分、これからも透明水彩で描いていくことになるんだろうと思う。
今では絵画にはあらゆる表現が許されるようになったが、見る人によっては絵画にしかできない表現を期待するということはあるのだろう。
尾道の絵についてもそうだが、何枚かは映像的表現過ぎると指摘された。どういう絵がそう見られやすいのかは大体想像できる。恐らく光と影の扱い、対象の絞り込み方などが大きく関係しているんだろうと思う。私はあまり意識したことはないが、絵を描く人たちの間では、映像的表現と絵画的表現の違いに何か境界が意識されているのかもしれない…とも思う。
私自身、スーパーリアリズムの方向に進みたいと思ってはいないが、写真で扱いやすい風景のモチーフ・表現は絵でも表現したいと思うことがある。その際は特に…かもしれないが、説明的にならないよう特に意識していく必要があるということなんだろう。
私の絵は絵で自己を表現するというより、風景から感じとったものを表現したいという意識の方が強いようだ。だからどうしても具象的な表現になりやすいんだろう。
ただ、一般的には、画家は具象的な表現から徐々に心象的・抽象的・象徴的な表現に移行していく傾向があるようだ。私の場合には、それがどこまでできるだろうか?そんな表現がいつになったできるんだろうか?したくなるんだろう。それで何か突き抜けたものを感じさせる表現、いつかそんなところにたどり着けるだろうか?
具象でも半具象でも良い、説明的ではなく、映像的でもない、自分だけの独自の表現(こういうと軽すぎる気もするけど、「スタイル」と言ったら良いのかもしれない)を持っている。そんな私だけの画風というものができたら良いかなぁ。
最近、とりとめもなくそんなことを考えてみたりする。
明日から15日まで、季の会の仲間何人かは、先生と一緒に南フランスお絵描き旅行です。
充実した成果を楽しみにしていましょう。
具象、抽象、心象、前衛、さらにはアール・ブリュット(生(き)の芸術、最近はアウトサイダー・アートとも呼ぶらしい。この間TVを見ていて知った。)…等々、あるいは、絵、イラスト、デザイン、グラフィック…様々、絵の具で分ければ日本画、油彩、アクリル、水彩、パステル…等々。描く対象を見れば風景、人物、静物…等々。さらには現代絵画~古典絵画なんて区分も…。水彩画の中だけでもスケッチ、写生、作品…グループ分けしていけば限りなくあるように思える。
そんな中で、私の絵は透明水彩、具象、風景…、どう整理したところでやけに偏った世界。いろいろ試している人もいるけど、私の場合にはどう考えても、最も描きたいのは風景だと思ってしまうからだし、透明水彩に限定しているのは、一応それが好きで他のものにまで手を出す余裕がないから…。
あえて説明すればそんなことなんだろう。
このところ私が毎年応募している水彩連盟ではもともと抽象が多いし、最近はやけにアクリルが多くなっているようにも思う。私はアクリルも水彩?とは思っているが、アクリル画を描いている人からすれば、透明水彩だけが水彩じゃあるまい…と思っているに違いない。今後ますますアクリル画が多くなることだろう。
何となく不自由さを感じるようになってきている。
* * * * *
私には新しい絵画の世界を切り開こうなどという野心も、資質もないし、残されている時間もないから、好きに描きたい絵を描いていくだけだけど思っている。それでも少しずつ自分の絵が変わっていくのは好きらしいし、自分のスタイルのようなものを創り上げていくのには関心もある。その意味でも透明水彩は結果が早くて良いかもしれない。
透明水彩の質感や扱いやすさは好きだから、多分、これからも透明水彩で描いていくことになるんだろうと思う。
今では絵画にはあらゆる表現が許されるようになったが、見る人によっては絵画にしかできない表現を期待するということはあるのだろう。
尾道の絵についてもそうだが、何枚かは映像的表現過ぎると指摘された。どういう絵がそう見られやすいのかは大体想像できる。恐らく光と影の扱い、対象の絞り込み方などが大きく関係しているんだろうと思う。私はあまり意識したことはないが、絵を描く人たちの間では、映像的表現と絵画的表現の違いに何か境界が意識されているのかもしれない…とも思う。
私自身、スーパーリアリズムの方向に進みたいと思ってはいないが、写真で扱いやすい風景のモチーフ・表現は絵でも表現したいと思うことがある。その際は特に…かもしれないが、説明的にならないよう特に意識していく必要があるということなんだろう。
私の絵は絵で自己を表現するというより、風景から感じとったものを表現したいという意識の方が強いようだ。だからどうしても具象的な表現になりやすいんだろう。
ただ、一般的には、画家は具象的な表現から徐々に心象的・抽象的・象徴的な表現に移行していく傾向があるようだ。私の場合には、それがどこまでできるだろうか?そんな表現がいつになったできるんだろうか?したくなるんだろう。それで何か突き抜けたものを感じさせる表現、いつかそんなところにたどり着けるだろうか?
具象でも半具象でも良い、説明的ではなく、映像的でもない、自分だけの独自の表現(こういうと軽すぎる気もするけど、「スタイル」と言ったら良いのかもしれない)を持っている。そんな私だけの画風というものができたら良いかなぁ。
最近、とりとめもなくそんなことを考えてみたりする。
明日から15日まで、季の会の仲間何人かは、先生と一緒に南フランスお絵描き旅行です。
充実した成果を楽しみにしていましょう。
category: ┗画論
tb: -- cm: 4
季の会・第11回展 終了 
2010/10/03 Sun. 21:24 [edit]

月も変わり、暑かった夏もいつの間にか秋風を感じるようになってきました。いよいよ季の会・第11回展も最終日。久しぶりに教室の全員が集まって絵の搬出をしてきました。その後、皆は打ち上げ会に行ったようですが、私は失礼して早めに帰ってきたところです。
#写真中央の2枚が私の作品です。
これで9月からの私に関する展覧会行事は終了です。ようやく自分のペースで動けるような状況になってきました。
夏からの疲れをとりながら徐々にいつものペースを取り戻していきたいと思います。
いつもおいでいただいている皆さんには申し訳ないと思いながら、なかなかページの更新ができずにいました。もうすぐ絵を再開させていただきます。今しばらくお待ち下さい。
category: ●日記
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