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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(4〜6月)の日程はこちら。(パスワードが必要) 

絵を描き始めて6年  

 考えてみれば今日は私の誕生日。もうこんな歳になりました。
 絵を描き始めてまだ○年と思っていたのですが、もう6年が過ぎてしまいました。今まで考えていたことを少し整理してみようと…そんな気持ちになりました。
 今回の大災害が…ということだけではなく、何か自分自身にも変化がありそうな…そんな感じもありまして…。

 絵を始めた頃、とにかく自分がどの程度の絵を描けるのかそれすらわからなくて始めてしまいました。だから今まで描かなかった分を取り戻すため…という意味もあって、とにかく枚数を描こうと思いスタートしました。
 それに色づけという意味では水彩しか知らない自分ですから、水彩でどこまで表現できるか、が目標でした。そのため、まずは写真を見ながら描き始めたのです。参考書は本屋で見かけた自分なりに気に入った本でした。

 ある程度描けるようになったかな?と自分でも思えるようになった頃、しかし、いずれ行き詰まるだろうとも感じて、誰か適切なアドバイスを欲しいと思うようになり、友人の勧めで三橋俊雄先生の教室へ入れていただくことになりました。
 教室では対象を描写するのではなく、雰囲気を描く、空気を描く、自分の思いを描く…そんなことが課題になって来ました。
 次第に、線で描く絵から、線を感じさせない絵になっていきました。
 参考書は、日本人の描く本より、海外の作家の本の方が参考になることが多いと思うようになりました。日本人の描く水彩画は、いわゆる水彩画らしい絵を説明しすぎ、技術を説明しすぎるようで物足りなさを感じるようになったのです。
 その頃、先生に水彩連盟展への応募を薦められ、いわゆる大きな絵を描くようになりました。もともとスケッチ的な絵を描こうと思っていたのですが、次第にもう少し大きな6号・8号サイズになり、さらに60号・80号にも挑戦するようになりました。それぞれ、スケッチ、写生、作品というような、絵への意識の持ち方の違いのようなものも感じるようになりました。

 大作を描き始めてからももう4年目が過ぎました。公募展で評価される絵がどういうものか…ということも段々わかって来るようにもなりました。そして、私の描きたい絵の方向とのズレも感じるようになりました。

category: ┗画論

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桜を待つ池:F6横  

桜を待つ池:F6横
 久しぶりの教室。久しぶりの上野不忍池。久しぶりの絵という感じになりました。

 上野の桜はまだちょっと早い。しかしもう桜の芽が膨らんでほころびるのはもうすぐ。そんな時期の不忍池でした。
 私の頭上には満開の桜が咲いていて、多くの方々が撮影していました。それが陽光
 今日はギャラリーが多いなぁ…と思っていましたが、考えてみたらそのせいでした(笑)。

category: ┗ 風景11年

tb: --   cm: 2

運河の小舟:F80縦  

運河の小舟:F80

 こちらも応募案。選外だったもの。
#落選とは言わないらしい(^^ゞ。つまり入選は一人一作品ということなので…。

 今回の応募作品2枚は、いずれも子安運河で見つけた風景です。
 既に8号で描いていますので心当たりの方も多いかと思いますが…。

category: ┗ 風景11年

tb: --   cm: 2

橋下の小舟:F80横  

 橋下の小舟:F80


 今日は、朝から部屋の片付け。
 今日の主な片付けは、一昨年の60号の絵の後始末でした。

 ようやく一段落ついた頃、水彩連盟展の入選通知が届きました。
 画像は、その絵です。
#連盟展は一週間先で、お手つきのような掲載ですが、画像と実物は当然異なるわけですから、まあ良いとしましょう。

 なお、水彩連盟展の詳細は、以下のとおりです。
#ちなみに今回は「第70回記念水彩連盟展」ということで、<記念>の文字が入っているようです。


  第70回記念水彩連盟展

 会 期  2011年3月30日(水)~4月11日(月)
       10:00~18:00 最終日~14:00
       (休館日 5日(火))

       2011年3月30日(水)~4月11日(月)
       10:00~16:00 入場は15:30まで
       最終日 14:00まで    休館日 4月5日(火)
       案内状、招待券に記載の時刻より早く終了いたしますのでご注意ください。

 会 場  国立新美術館3階  東京都港区六本木7-22-2


 
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 御用とお急ぎでない方は、是非足を運んでいただけると嬉しいですが…。

PS
 6月6日、水彩連盟の冊子「水脈」が届きました。私の講評は渡辺静子氏「表現・技巧とも優れているが作者の感動が伝わってこない」とか。

category: ┗ 風景11年

tb: --   cm: 4

あれから10日  

 あれから10日が過ぎた。

 その時、私は家にいて揺れを感じた。いつもより長いちょっと厳しい揺れだったけど、その時はこれほどのものになるとは考えてもいなかった。知らないうちにTVが消えていたのも「最近のTVは良くできている。地震で消えるのか…」なんて思っていたくらいだった。

 災害には、いつも現場で起こっていることと、その周囲との落差を考えさせられる。
 現場の悲惨な状況をTVなどで見て、その大変さを感じてもやはりどこか余所のことのような感じも…。それでも何とか役に立ちたいという思いがあっても、すぐには何もできることがないというのも歯がゆい。私ができることは、節電とせいぜい義援金を考えてあげられるくらいだろうか?しかし、被災地・被災者への支援はこれからも長く覚悟しないといけないだろう。その間にはまたいろいろできることもあるだろうと思う。

 その一方で、日常の生活をいつものように続けるということがいかに大切か…と思う。しかし、不安に駆られた人々は、保存食品はまだしも、日常の食品や燃料を買い占め社会を混乱させ、原発にも過剰反応をして混乱させる…。そうしたことが、被災地の状況をさらに苦しくさせるということなんだけど…。

 さらに、被災地の現状を考えると…と、日頃の生活まで萎縮させてしまったら日本経済はますます沈滞してしまう。

 今はお笑い番組など見る気はしないけど、もっともっと普段通りの生活をしていきたいと思う。

 このページも、もう少ししたらまた新しい絵を掲載できるようになるでしょう。

*     *     *     *     *


 今日は、高校の仲間のMLで、友人が動画を紹介してくれた。

韓国で作られた震災の映像。最後のメッセージは、「韓国人は日本国民を応援します。近くに友人がいるということを忘れないでください。ファイティング!!」だとか。


 今まで、理性的に接してきたつもりだったけど、一言の言葉も発しないこの映像に初めて涙が出てきた
 今まで良くわからなかった震災・津波のすさまじさ、被害の実態、人々の悲しみが良くわかる気がする。
 そして、改めて日本と世界とのつながりも…。

 そしてもう一つ。以前、ツイッターで知ったが…。

 日立製作所で福島原発の建設等にも関わったという故平井憲夫さんが「原発がどんなものか知ってほしい」という文章を遺されている。


 このページを見ただけでもさまざまな意見があることがわかる。
 ただ、これを信ずるとか信じないとかいう問題ではなく、今、原発で起きていることを考えながら、私たちのこれからの生活とエネルギーを真剣に考えていくきっかけの一つになれば…と思う。

category: ┗その他

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白日会展・水彩人展  

 このところTVなどで交通混雑の様子を見ると、わざわざ東京へ出るのを控えようという気分になっていました でも、どんな状況であろうと、日常をいつものように過ごすことが日本経済にとっても、被災地の方々にとっても大切なことだと思い、日々をできるだけ楽しく過ごそうとも思っていました。

 今日は土曜日、そして計画停電はないということなので、交通混雑もないだろうと踏んで出掛けることにしました。

 まず、白日会展。
 白日会展は具象の絵が多いので安心して見ていられます。ただ、最近は写実絵画というような人物画が多くなってきているような気がしてちょっと残念です。風景を描いているものとしてはもっと風景画を見たいですから…ね。

 その後は銀座の水彩人展へ。
#会場の一枚の絵ギャラリーは、前回来た13日は休みでした。
#この日は、12日、13日は地震の影響で開場していなかった旨の断り書きが…。

 相変わらず大作が多いかも…と思っていましたが、展示作品は殆どが10号もいかないような小品(と言って良いのかな?)ばかり。それだけに親しみやすく感じたりもしました。
 そのうち、先生方4人のデモンストレーションも…。周りを見れば、それを目当てだったのか、絵仲間等が10人近くもいるといった具合。

 帰宅途中、スーパーが開店しているようなので様子見の意味も含めて寄ってみました。
 店内にはいつもの量の品物があってホッとしました。但し、パンは随分沢山あったのですが、全部六つ切りのみ。牛乳も一種類だけ。納豆は全く品物が入ってこないようでした。
 不自由と言ってもこんな程度ならまだ良いけれど、買い占め、特にエネルギー関係の買い占めが日本中、特に被災地を窮地に陥れてしまうことにつながるんだってことを、改めて考えなければいけないですよね。
#今朝のTVに依れば、牛乳も十分あるのに、燃料不足で工場が操業できないために紙パックがつくれない。市場に出せない分は廃棄せざるを得ないんだとか…。

category: ┗展覧会・画家

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東北地方太平洋沖地震  

 11日午後2時46分三陸沖を震源とする巨大地震。以前から三陸沖の空白域が指摘されていたものがこれだったようです。関東大震災でさえマグニチュード7.9だったというのに、今回の地震の規模は1854年12月の安政の大地震を上回って、過去最大規模の地震災害となったとか。
 時間が経過するにつれその被害規模は拡大していますが、現時点で死者は少なくとも600人、行方不明者もあわせると1400人以上にのぼっているとか…。それでもまだ状況が不明の地域も少なくないようです。
 犠牲となられた方々には、心からご冥福をお祈り致します。
 被災された方々には、何とか頑張って欲しいと思います。

 余震はまだまだ続いています。また、福島第一・第二原子力発電所の周囲にも避難要請が出るなど、二次災害等も懸念されます。
#たった今のニュースでは、第一原発の1号機から核燃料が溶け出た可能性が高いとか…。

 しかし今回の地震については津波被害が大きいことを考えると、過去に例のないほど広く長く被災者の生活に影響を及ぼしそうです。今回の災害についてはそのことも考慮に入れておかないといけないでしょう。
#個人的なことですが、仙台では大学時代を過ごし、釜石には10年余り仕事で関わったこともあって三陸は土地勘も少なからずあることろです。それらが津波に流されていく映像を見るのはとても悲しく、そこで生活していた人々のことを考えると胸が痛みます。

 さらに、その後に各地で地震が相次いでいて、12日午前4時ころには新潟県中越地方(M6.6)、同4時ころは長野県北部(M6.7)でも地震が発生。これまでは数百キロメートル離れた地震は互いに関係はないと考えるのが通説だったようですが、専門家の中には巨大地震で誘発されたものである可能性もあるという見方もあるようです。
 首都圏に居住する者としては、今後予測されている関東大震災に関わる地震空白域などもあり、それらを刺激するのではないかと心配の種は尽きません。

 まだまだ予断を許さない状況です。
 私達としてはいたずらに動揺することなく、日本国民として助けあいながら冷静に事態に対処していきたいものです。

 私自身はただ今「絵筆と旅して展」の会期中。でもまたの機会もあることでしょう。
 皆さんは無理して動かないようにして下さいね。御身大切に。
#私はそれでも明日と明後日の午後には何とか出ていきたいとは思っています。

PS
 その後、計画停電の情報があり相当な交通混雑もあるようです。そんなところにわざわざ出掛けることもないかと、本日(14日)は最終日、作品の撤収をしないといけないのですが画廊の方にお願いしてしまいました。本日おいで頂いた方には本当に申し訳ありません。

category: ●日記

tb: --   cm: 4

もろもろ  

 3月2日の教室は東大三四郎池。昔来たことがあったような気がするけどもしかしたら思い違いだったかもしれない。これほど深い森だったか…?という印象。なかなか魅力的な空間でした。
 しかし、絵の方はなかなか思うに任せず仕上げる気にもなれないで、そのままの状態になっています。

 というのも、今は水彩連盟展のための絵を2枚描いている最中。仕上げるにはもう少し時間がかかります。

 そんな中で参加を決めてしまった「絵筆と旅して展」ですが、今回はこちらのページに掲載した5枚を展示させていただく予定です。今日はそれらの額装と梱包。明日には発送しようと思っています。
#せっかくの今回のテーマなので、あちこちで描いた絵から抽出です。
 なお、会場には、9日(展示準備)、12日(パーティ)、13日(日曜日)、14日(搬出日)の4日は何とか皆さんをお待ちしたいと思っているのですが…

 水彩連盟展の絵は8日までに何とか形をつけて、その後の搬入を待とうと思っているところです。

 まだしばらく落ち着かない状態が続きます。
 よろしくお願いします。



 本日11日、三陸沖に大地震が発生しました。マグニチュード8.8とも言われる大地震です(関東大震災でもマグニチュード7.9ですからそのエネルギーのすさまじさが知れようというものです)。地震被害に遭われた方々には心からお悔やみ申し上げます。また、何とか頑張って復興されますよう願っています。
#マグニチュードはその後9.0に変更された。

 私自身は、本来であれば会場に詰めていなければいけない立場だったのですが、本日は公募展の絵の最後の仕上げにかかっていましたので、出先で地震に遭遇する難を逃れることができました。ご心配いただいた方々には感謝しますとともに、ご安心いただきたいと思います。
 また、本日わざわざ足を運んでいただいた上に災難に遭われてしまった方々には本当に申し訳なく思います。是非無事でご帰られますよう願っています。

 これだけ大きな地震ですから、いずれ起きると何年も前から言われていてまだ発生していない関東大震災にも密かに影響及ぼしていることでしょう。
 相変わらず余震が続いています。「来るべき関東大震災」に対しても、何とか備えをしっかりして行かなければ…と思い、皆様にもそういう気持ちで対応していっていただきたいと思っています。

category: ●ご挨拶等

tb: --   cm: 2

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