水辺の巨木(兵庫島公園):F6縦 
2011/10/27 Thu. 19:39 [edit]

この日の教室は兵庫島公園。どこにあるのかと思ったら二子玉川近くの多摩川の中州だった。
川辺の巨木が落葉して印象的な姿を見せていた。
しかしそれだけを描く気になれず、手前にある一風変わった木と兵庫島へ渡る橋とを一緒に描いて見ようと思った。
#何かに絞り込んだ方が良かったかも知れないが、ついつい欲張って描いてしまうのは性格かもしれない(笑)。
category: ┗ 風景11年
tb: -- cm: 4
木陰のボートハウス:F6縦 
2011/10/19 Wed. 21:49 [edit]

先日、久しぶりに赤坂に出かけた時のこと。以前にも描いた弁慶橋に訪れた。
以前の寂れた雰囲気がなくなって賑わっていたようだ。良かった。
対して絵の方はあまり良くない。
久しぶりに描いているのでなかなか調子が出ない。もう少し助走が必要そうです。
category: ┗ 風景11年
tb: -- cm: 2
蓮海の弁財天(上野不忍池):F6横 
2011/10/13 Thu. 15:59 [edit]

本当に久しぶりの教室。場所は上野不忍池。そして久しぶりのお絵描き。
天気にも恵まれて嬉しいが、不忍池は蓮が大いに繁って座ったままではとても描ける状態ではないので、立ったまま描いてこんな感じ。
9月は展覧会の連続だったことを言い訳にできたが、もう10月2週間近く、絵を描かない理由がない。
原発のツイート半年が過ぎてもなかなか手離れできなかったのだが、このところどこへも行っていないこともあって、なかなか絵を描く気分になれなかったというのが正直なところだった。
しかし教室のような機会があるのは、そんな言い訳を振り払ってくれます。これをきっかけにして、また絵を再開しようと思っているところです。
category: ┗ 風景11年
tb: -- cm: 2
自分らしい絵とは… 
2011/10/06 Thu. 22:29 [edit]
私が絵を始めたきっかけは仕事が暇になって来た頃のこと。何かをしなければ…と考えていて、本屋でたまたまた「水彩画・プロの裏技(奥津国道著)」を見つけたことからだった。
だから、奥津氏のお薦めの画具で、鉛筆画に着彩という彼の描き方を真似ることからのスタートだった。
何十冊かの絵の本も買いこんで参考にしてみたりもしたが、そのうち、「自分らしい絵」ということを考えるようになった。
そんな模索の中で、自分が気持ちよく描け、納得の行く絵というものがどういうものか、考えていた。滲み・ぼかしの手法での描き方、ペン画・割り箸ペン画に着彩等々の描き方も試してみたりもしてみた。
アクリルやパステルも使ってみたりしたが、どうもしっくり来なかった。水彩以上に優れた画材だと思えなかったのかもしれない。だからといって油絵は、経験のない私にはどうも荷が重く、なかなか挑戦する気持ちにはなれなかった。まだ水彩を究めていないような気分もあった(画材というものはそういうものではないかもしれないが…)。
しかし「水彩」しか知らない私は、いわゆる<水彩画らしい絵>というものを追い求める気持ちにもなれないまま、ただ自分の納得できる絵を求めていた。
ある程度描けるようになってきたかも…と思えるようになった頃、そのまま続けていてもすぐに行き詰まるだろうということも感じるようになり、友人の紹介で三橋俊雄先生の教室に参加させてもらうことになった。
そして、それまで私は「対象をいかに表現できるか?」を意識していたが、雰囲気・空気感、そして光を描くことの大切さを知り、色彩の奥深さや絵としての構成の仕方等々も重要だということを知るようになってきた。
しかし、光を描くのは何とかなりそうでも、雰囲気や空気感とはどう描いたらいいのか、そしてそれが私の求める絵なのか…は永遠の課題でもありそうだ。
公募展や他の人の絵を見たりするようになると、絵とは何か?と考えても仕方ないと思うようにもなった。今や絵は何でもあり得る状態だし、皆それぞれ自分の納得の行く方向を求めているんだと思うようになると、結局は、「絵に必要なのは、<自分らしい絵>に尽きる。」そう考えるようになった。つまり、自分が楽しく描けて納得の行く絵になっていれば良いんだと…。他の人の絵と比べる必要もないと…。
例えばモチーフ一つとっても、他の人の感じ方とは違う物である。どんなに素晴らしい絵だと思っても、まったく自分で描きたいと思わないこともあるんだから仕方ない。
ただ、他の人の絵から考えさせられることも多いし、現実の風景を体験する中で触発されるものも多い。そういったものはこれからも大切にしていかないと…とも思う。
<自分らしい絵>とは何か?
なかなか難しい課題であるが、今思うことは、描きたいモチーフを見つけた時、なぜそう思ったのか?それをどう表現できるんだろうか?と考えることが重要なように思う。その時、雰囲気や空気感、光などを手がかりにして描いていくことになるんだろう。
そして、最終的には自分なりの<ポエジー>を創造していくこと…になるんだろうか?
しかしまずは<自分が最も気持ち良く描ける絵であること。>を前提に、とにかく<自分を信じて描く>しかないんだろうと思っている。
そんなことを考えながら絵を描いてきているわけですが、そんな意識と技術の結果が今のような絵になっているんだろうと思っています。だから、そんな意識に変化があれば、また私の絵の方向も変わっていくんだろうと…。
そんな変化も、先が見えないだけに自分でも楽しみに描いていこうと思っています。
* * * * *
なかなか絵の再スタートが切れないので、今日は今まで漠然と考えていたことの一端をちょっと整理してみました。
だから、奥津氏のお薦めの画具で、鉛筆画に着彩という彼の描き方を真似ることからのスタートだった。
何十冊かの絵の本も買いこんで参考にしてみたりもしたが、そのうち、「自分らしい絵」ということを考えるようになった。
そんな模索の中で、自分が気持ちよく描け、納得の行く絵というものがどういうものか、考えていた。滲み・ぼかしの手法での描き方、ペン画・割り箸ペン画に着彩等々の描き方も試してみたりもしてみた。
アクリルやパステルも使ってみたりしたが、どうもしっくり来なかった。水彩以上に優れた画材だと思えなかったのかもしれない。だからといって油絵は、経験のない私にはどうも荷が重く、なかなか挑戦する気持ちにはなれなかった。まだ水彩を究めていないような気分もあった(画材というものはそういうものではないかもしれないが…)。
しかし「水彩」しか知らない私は、いわゆる<水彩画らしい絵>というものを追い求める気持ちにもなれないまま、ただ自分の納得できる絵を求めていた。
ある程度描けるようになってきたかも…と思えるようになった頃、そのまま続けていてもすぐに行き詰まるだろうということも感じるようになり、友人の紹介で三橋俊雄先生の教室に参加させてもらうことになった。
そして、それまで私は「対象をいかに表現できるか?」を意識していたが、雰囲気・空気感、そして光を描くことの大切さを知り、色彩の奥深さや絵としての構成の仕方等々も重要だということを知るようになってきた。
しかし、光を描くのは何とかなりそうでも、雰囲気や空気感とはどう描いたらいいのか、そしてそれが私の求める絵なのか…は永遠の課題でもありそうだ。
公募展や他の人の絵を見たりするようになると、絵とは何か?と考えても仕方ないと思うようにもなった。今や絵は何でもあり得る状態だし、皆それぞれ自分の納得の行く方向を求めているんだと思うようになると、結局は、「絵に必要なのは、<自分らしい絵>に尽きる。」そう考えるようになった。つまり、自分が楽しく描けて納得の行く絵になっていれば良いんだと…。他の人の絵と比べる必要もないと…。
例えばモチーフ一つとっても、他の人の感じ方とは違う物である。どんなに素晴らしい絵だと思っても、まったく自分で描きたいと思わないこともあるんだから仕方ない。
ただ、他の人の絵から考えさせられることも多いし、現実の風景を体験する中で触発されるものも多い。そういったものはこれからも大切にしていかないと…とも思う。
<自分らしい絵>とは何か?
なかなか難しい課題であるが、今思うことは、描きたいモチーフを見つけた時、なぜそう思ったのか?それをどう表現できるんだろうか?と考えることが重要なように思う。その時、雰囲気や空気感、光などを手がかりにして描いていくことになるんだろう。
そして、最終的には自分なりの<ポエジー>を創造していくこと…になるんだろうか?
しかしまずは<自分が最も気持ち良く描ける絵であること。>を前提に、とにかく<自分を信じて描く>しかないんだろうと思っている。
そんなことを考えながら絵を描いてきているわけですが、そんな意識と技術の結果が今のような絵になっているんだろうと思っています。だから、そんな意識に変化があれば、また私の絵の方向も変わっていくんだろうと…。
そんな変化も、先が見えないだけに自分でも楽しみに描いていこうと思っています。
なかなか絵の再スタートが切れないので、今日は今まで漠然と考えていたことの一端をちょっと整理してみました。
category: ┗画論
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白の表現…私の場合 
2011/10/05 Wed. 21:50 [edit]
そろそろ絵を描きたいと思いながら、一ヶ月以上も描いていないような気がしてなかなか手が動きません。
今日のところは絵をあきらめて、個展の時何人かの方から聞かれた「白の表現」について私なりの考え方を描いてみます。参考になることがあれば幸いです。
水彩における白の表現は紙の白が最も明るく輝くということは皆さんもご存じのことだと思います。
それにこだわって、「マスキング液」や「マスキング・テープ」を使われる方もいらっしゃるようですが、私の場合、最近は殆どそれらを使った記憶がありません。
私の方法では、大きな白は「塗り残し」、小さな白はかまわず「ホワイト」絵の具を使います。
#「塗り残し」はここでは説明は省略しますね。
小さな白の部分を紙の地色で表現するために「マスキング」を使うためには、最初からデッサンを厳密にして描かなければなりません。それにマスキング液などはどうしてもシャープな形状は難しくなります。そうした点が私の筆の勢いを重要視している描き方にそぐわないような気がするのです。
だからできるだけ塗り残すようには務めますが、そのために無理はしません。白はあとで描けば良いと思っているからです。
#どうせ絵は離れて見るものだと考えていますので、私は小さな白の部分は気になりません…(^^ゞ。
良い「ホワイト」絵の具を見つけたことが、そんな考え方を加速しているようです。
改めてそれをご紹介します。
このブログでも以前こちらのページ紹介しているのですが、最近の私のお気に入りになっているのが「アメリカ製 bleed proof white(世界堂にて 750円くらい)」です。とても長持ちしますし、一つあっても決して無駄にはならないと思います。私のお薦めのひと品です。
説明にもありますように「水性で白を塗った場合下地の色が出てこないのでとても使い勝手が良い」ものです。
場合によっては白すぎることもあるくらいですが、その場合には後で薄く別の色をかけたりして絵に馴染ませたりします。
#白と言ってもいろいろな白があっても良いでしょうし…。そう思って気楽に使っています。
あまりに簡単に使えますので、使いすぎて絵をこわさないようにご注意を…(笑)。
今日のところは絵をあきらめて、個展の時何人かの方から聞かれた「白の表現」について私なりの考え方を描いてみます。参考になることがあれば幸いです。
水彩における白の表現は紙の白が最も明るく輝くということは皆さんもご存じのことだと思います。
それにこだわって、「マスキング液」や「マスキング・テープ」を使われる方もいらっしゃるようですが、私の場合、最近は殆どそれらを使った記憶がありません。
私の方法では、大きな白は「塗り残し」、小さな白はかまわず「ホワイト」絵の具を使います。
#「塗り残し」はここでは説明は省略しますね。
小さな白の部分を紙の地色で表現するために「マスキング」を使うためには、最初からデッサンを厳密にして描かなければなりません。それにマスキング液などはどうしてもシャープな形状は難しくなります。そうした点が私の筆の勢いを重要視している描き方にそぐわないような気がするのです。
だからできるだけ塗り残すようには務めますが、そのために無理はしません。白はあとで描けば良いと思っているからです。
#どうせ絵は離れて見るものだと考えていますので、私は小さな白の部分は気になりません…(^^ゞ。
良い「ホワイト」絵の具を見つけたことが、そんな考え方を加速しているようです。
改めてそれをご紹介します。
このブログでも以前こちらのページ紹介しているのですが、最近の私のお気に入りになっているのが「アメリカ製 bleed proof white(世界堂にて 750円くらい)」です。とても長持ちしますし、一つあっても決して無駄にはならないと思います。私のお薦めのひと品です。
説明にもありますように「水性で白を塗った場合下地の色が出てこないのでとても使い勝手が良い」ものです。
場合によっては白すぎることもあるくらいですが、その場合には後で薄く別の色をかけたりして絵に馴染ませたりします。
#白と言ってもいろいろな白があっても良いでしょうし…。そう思って気楽に使っています。
あまりに簡単に使えますので、使いすぎて絵をこわさないようにご注意を…(笑)。
category: ┗技法
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「水彩人・第13回展」そして「季の会展打ち上げ」 
2011/10/02 Sun. 20:41 [edit]
今日は、私たちのグループ展「季の会・第12回展」の最終日。そして、「水彩人・第13回展」も最終日。
そんなわけで、まず川崎駅前の「アートガーデンかわさき」に寄って、それから季の会の会場に向かうことに…。

水彩人展の方にも私たちの仲間が何人か展示している。だから展示作品の半分ほどは知っている人の作品。
私は参加するチャンスがなくここに展示させていただいたことはないが、来年は「9月25日~10月3日、東京都美術館」で開催。しかも、初の全国公募になるとのこと。
私も応募することになるだろうと考えている。
公募展に関心のある方がいらっしゃれば…いかかでしょうか?
その後「季の会展」に行き、作品の搬出。
打ち上げは近くの「土風炉 夢町小路銀座コリドー街店」で。
男性が少ないので、勧められるまま飲んでいたらちょっと飲み過ぎてしまった(^^ゞ。
PS
9月上旬から展覧会が連続し、なかなか絵を描こうという気分になれませんでした。私にとって、絵を描くためのもう一つの障害が原発問題。
この半年、私なりの勉強としてツイッターを続けてきましたが、これが毎日3~4時間。あくまでも原発を推進しようとする勢力には怒りを感じていますが、個人でできることは限られています。
今はその怒りの気持ちと、脱原発への願いを胸に納め、絵の生活に戻ろうと考えているところです。
そんなわけで、まず川崎駅前の「アートガーデンかわさき」に寄って、それから季の会の会場に向かうことに…。

水彩人展の方にも私たちの仲間が何人か展示している。だから展示作品の半分ほどは知っている人の作品。
私は参加するチャンスがなくここに展示させていただいたことはないが、来年は「9月25日~10月3日、東京都美術館」で開催。しかも、初の全国公募になるとのこと。
私も応募することになるだろうと考えている。
公募展に関心のある方がいらっしゃれば…いかかでしょうか?
その後「季の会展」に行き、作品の搬出。
打ち上げは近くの「土風炉 夢町小路銀座コリドー街店」で。
男性が少ないので、勧められるまま飲んでいたらちょっと飲み過ぎてしまった(^^ゞ。
PS
9月上旬から展覧会が連続し、なかなか絵を描こうという気分になれませんでした。私にとって、絵を描くためのもう一つの障害が原発問題。
この半年、私なりの勉強としてツイッターを続けてきましたが、これが毎日3~4時間。あくまでも原発を推進しようとする勢力には怒りを感じていますが、個人でできることは限られています。
今はその怒りの気持ちと、脱原発への願いを胸に納め、絵の生活に戻ろうと考えているところです。
category: ┗展覧会・画家
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