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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(4〜6月)の日程はこちら。(パスワードが必要) 

「水彩人小品展」はじまりました。  

 正式には「水彩人による水彩画展」 が本日から銀座一枚の繪ギャラリーで始まりました。

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 しかし、ここでは写真撮影ができませんので、会場の様子をご紹介できません。
 皆様には、是非、会場へ足をお運びいただきたいところです。


 私にとっては久し振りの銀座、オリンピックのためなのか、あちこち新しいビルの建設などが進んでおり、銀座の風景も大きく変わってきているようです。
 本日、絵を描くとしたらこんなアングルかな?と考えながら、本日切り取った銀座の街角や上野公園の風景を紹介しましょう。

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 そして水彩人展の当番です。
私の絵の画像は新しく撮った写真に差し替えておきました

category: ●日記

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「水彩人展」の会場にて  

 昨日は懇親会。その流れで2次会にもお付き合いすることになり、ちょっと寝不足です。
#歳のせいか、最近は寝不足が堪えます。

 本日は、私の絵を気に入ってくれているお客さんへの対応のため、日本スケッチ画会と水彩人展巡りをしてきました。

 日本スケッチ画会展では、教室の人々何人かとバッタリ。
 こちらはすでに会場の様子を紹介しているので省略(笑)。

 そして、水彩人展。
 私の絵は、4室のこんなところにありました。
 やはり40号では小さいですね。来年からは大サイズを描かなければだめなのでしょうか。
#生憎、カメラを忘れてしまったので、iPadでの画像です。そのうちにちゃんと撮影しましょう。

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 会場では、声をかけていただいた何人かの方に講評のようなことをさせていただきました。
 絵を描きながら、私なりに考え、悩んできたりしたことなどです。次の作品に活かしていただければ…と願っています。

 そういえば、私が恐らく入手は難しいでしょうと言っていた目録の表紙を、入手出来たと言ってわざわざ見せてくれた方もいました。



 その後、アメ横に寄って、酒の肴をいくつか買ってきました(笑)。 最近は家ではあまり飲むことも無くなってきているのですが…。

PS
 そうそう、私の当番は、30日(月)午後、2日(水)午前となります。
 よろしくお願いいたします。

category: ┗展覧会・画家

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F教室:東京駅/日を受ける東京駅:F6  

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 本日の教室は、東京駅です。

 今まで多くの方々は、東京駅に割合接近して書いていたように思いますので、この日は敢えて少し距離を置いて描いて見ようと思っていました。
 あまり時間がありませんので、早めにポイントを決めて、構図を探ります。

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 今日は比較的限られた時間ということで、早めに絵を進めて見ました。
 この日は、手順を細かく紹介していますので、絵の進み方、光の増し方が理解できると思います。
#急いで描いただけに、少しデッサンが狂っているところがありますので、後で訂正しなければ…ですが。

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 この後は、皆で展覧会場へ向かいました。
#今日のオープニングの準備は完全に他の方々におまかせ状態です。感謝と次回はが張らなければ…との反省の気持ちで一杯です。ご容赦のほどよろしくお願いいたします。会場ではずっと小さくなっていました(笑)。

 夕方からは懇親会場へ。

 さらに、2次会の方にも参加。

 ということで、久し振りのタクシー帰還でした。当然、この夜は寝不足です(^^ゞ。

category:  ┗ 教室19年

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額装のためのノウハウ  

 絵を描いている人にとって、額装というのは結構面倒なものです。
 しかも、いくつもの額を扱うとなれば、絵をマットに合わせて貼り込んだり剥がしたり、縦構図・横構図の交換をするだけでも面倒です。まあ、誰でもやらなければいけない作業なのですが…。

 今まで何回かそういう作業をしてきて、いくつか固まった方法がありますので、それを、今更のことですし、わざわざ説明することでもないのですが、一応ご紹介しておきましょう。

◆絵をマットに貼るためのテープ
 接着力があまり強くなく、長い間貼っていても変質せずて、剥がしてもテープの糊跡が残らないということが求められますが、私は「HCLパーマセルテープ(白)」を使うようになって、迷うことがなくなりました。

◆吊り紐の結び方
 これもネットを検索すればいくつかの方法がありますが、私は次のような結び方で確定しています。
 この結び方は、簡単にほどきやすいことが特徴ですが、今までこれで何の問題も生じていません。荷造りなどもそうですが、私は、しっかりさせると同様、解体(解き)なども簡単にしたいのです。
 つまり、この結び方ですと、紐がスマートにピンと張られ、3本がきれいに揃っているので額を吊り具にかけるのも簡単ですし、解くのも紐の端を引っ張るだけです。

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 本当は動画の方がわかりやすいのですが、写真で順番に…(^^ゞ。

 190926 端を引っ張り紐全体をピンとさせ、結び目を押さえる。
 190926 端部を戻したら、その中に長い方の紐を通す(逆もOK)。
 190926 長い紐をつまみ親指の方にできている穴に入れる(横結び)。
 190926 紐の端部と新しくできたループを強く引っ張って左側は完了。
 190926 右側も同様に、通常の紐を結ぶ要領で。
 190926 最後にループを残しておけば解くのは簡単です。

category: ┗参考のために

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スケッチ画会当番等  

 本日・午前中は、「日本スケッチ画会」の当番でした。
#今年からは、私自身の絵仲間も新たに加わっています。
 10:30~14:00までが私の担当時間。
#ちなみに、次回は最終日、14:00~16:00(この後搬出です)までです。

 オープン早々来てくれる方が多く、11:00頃にはこんな感じでした。最も人が多かった時間帯でしょうか。

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 私の絵の展示風景はこんな感じ。
#「初夏の清流」をお買い上げいただきました。ありがとうございます。

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 その後、遅い昼食。そしてアウトドアショップ・モンベルでちょっと買い物をした後、小野月世さんの展覧会へ。小野月世さんの色彩の世界をじっくり味わってきました。
 こちらはまだ始まったばかりです。
#残念ながら、今年の「水彩人展」からは小野さんは不在になっています。

○『小野月世の水彩画 風景レッスン』刊行記念 小野月世展

開催日時:2019年09月25日(水) 09:00~2019年10月01日(火) 16:00
9:00~21:00(最終日は16:00閉場)
丸善・丸の内本店 4Fギャラリー 《入場無料》

水彩画の魅力を存分に引き出し、鮮やかな色彩と光溢れる作風が人気の女流画家、小野月世さん。人物、花に続くシリーズ完結編『小野月世の水彩画 風景レッスン』(日貿出版社)の刊行を記念しての作品展です。これまでの集大成として人物、花、風景と魅力溢れる多彩な作品を一堂に展示販売いたします。

お問い合わせ
丸善・丸の内本店 4Fギャラリー
(03)5288-8881


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category: ●日記

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水彩人展のためのカタログ作成  

 水彩人展は入場無料ですが、少しでも収入を増やしたいとカタログを有料としています。
 その代わり、各自が頑張ってカタログの表紙に絵を描いています。こういうことをすると年々大げさになっていくのが悩みです(苦笑)。

 昨年は会員は各自10部がノルマだったのですが、今年は8部。
 私は基本的には具象の絵ですから、今回は頑張ってこんな絵を表紙にしてみました。「京都・東福寺の通天橋」の青紅葉の風景です。

 しかしあまりにも数が少なく、皆さんの手に渡る可能性は殆どありません。申し訳ありません。

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 さて、明日午前中は、日本スケッチ画会の当番(5階)です。
 よろしくお願いします。

 

category: ●日記

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「水彩画展」が続きます  

 水彩人展の審査が終わりました。
 そして昨日は、日本スケッチ画会の搬入を済ませて来ました。

 ということで、本日から私が所属する団体の展覧会が続きます。ご高覧いただければ幸いです。

「日本スケッチ画会展」はF4 3枚。
「水彩人」はF40 2枚。
「水彩人による水彩画展」はF6 1枚。

 今回、いずれも同じ画題でサイズを変えて描いてみました。
 なお、昨日の審査で、水彩人は「会員」から「同人」へと格上げしてくもらえたようです。

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category: ┗展覧会・画家

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水彩人作品搬入受付  

 本日は水彩人の「作品の受け付けと作品審査」の日。 水彩人は公募団体なので、これが大変です。
 私は、毎年、パソコン入力担当になってしまっています。もう目がショボショボなのでノートパソコンでは目が保ちません。自宅のデスクトップPCを持ち込んでの作業になりますので、しばらくはこのブログもお休みです。
#公開できているのは、予約投稿の機能があるからです。しばらくは予約投稿のものとなります。

 今日の作業の進み具合によっては、明日、明後日も作業となりますが、さてどうなりましょうか。

 それでも私はまだ会員ですので気が楽です。同人の方々はもっと大変です。

category: ●日記

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T教室:野島公園(夕照橋)/舟屋と休息する舟:F6  

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 本日は、先日の日本丸総帆展帆が雨だったための代替日。野島公園・夕照橋へ行って来ました。

 京急・金沢八景駅でシーサイドラインに乗り換えですが、シーサイドラインが延長、京急金沢八景駅に直結されて、乗り換えにとても便利になったんですね。
 今日の集合は、いつものようにシーサイドライン・野島公園駅です。
 ここも絵になるところですが、残念ながらフェンスには白いトタンのようなものでガードがしてあります。何も使い道のない空間のように見えますが…。ここも小さなトラブルがあったのでしょうかねぇ。
 空を見れば今日はすっかり秋。その様子が面白かったので、空も撮ってみました。

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 夕照橋に到着ですが、私たちが描くのはこの対岸です。

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 しばらく描いているうちに、光が良くなってきました。
 絵を描くには、太陽の動き、空の晴れ具合を予測しながら、どのタイミングの光を描くかがとても重要です。
 個人的には、同じ晴れでも夕方の時間帯の光がとても好きです。

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 今日の絵は、こんなみ具合に進みました。(11月3日仕上げました)

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 帰り道は、野島公園駅ではなく、途中の風景を眺めながら金沢八景駅に直接行くことにしました。

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 絵の出来映えはともかく、今日はさわやかな空気の中で、とても気持ち良く描くことができました。

 

category:  ┗ 教室19年

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遊彩会:サン・マルコ寺院(その1/2)/  

 本日の遊彩会、今年ベネツィアに行かれた方がいてサン・マルコ寺院の写真を持っておられたので、それを全員で描かせていただくことにしました。

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 こうした風景を描く時、下書きの段階できちんと描いておきたいと思う気持ちもわからないわけではないのですが、形にとらわれて輪郭線を入れれば入れるほど、こうした風景の雰囲気が失われてしまう…と私は考えています。
 
 そこで、私が皆さんに見ていただいた描き方がこちらです。

①まず、大まかなあたりをつけて、全体の構図を決めます(2019/09/16で説明した①に相当します。)

②最も明るい部分に黄色(私の場合にはネープルスイエローが多いのですが)を置きながら、徐々に形を造っていく…という感じで描いて行きます。(2019/09/16で説明した②に相当すると考えます。)
#なお、広場の前面を影にしてしまうより一部に陽が落ちている方が面白いと思いましたので、影をいじっています。
#手前の3本のポールは、寺院を見ようとすれば自ずと見えなくなるものなので省略しています。


 ここまで描いたところで、皆さんにも描き始めていただきましたが、ちょっと手こずっていたかもしれません。やはりある程度線で形を作ってしまわないと着彩に移りにくいようでした。
 線で描かないほど光を感じさせる絵にできる可能性が高いとすれば、どこまで線を使わないで描けるか、自分への挑戦をする必要があるように思うのです。

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 下の画像は、皆さんが描いている間、その先のイメージを掴んでいただくために、少し先まで描き進めたものです。
 今回はここまでに留めておきます。

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category:  ┗ 教室19年

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T教室:日本丸総帆展帆/日本丸総帆展帆:F6  

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 本日は木曜日振り替えの教室。日本丸総帆展帆を描こうというためでした。

 昨日の天気予報では何となく天気が怪しかったのですが、夜の天気予報では完全に晴れに変わったので、今朝の連絡はもうしないと断言して強行したのでしたが…。
 朝の天気予報ではまずまずだったのですが、雨雲ズームレーダーを見ると、ますます怪しい。それでも、このところの自分の晴れ男のツキを信じてちょっと甘く考えていました。

 総帆展帆の開始が1時間遅れになっているとの案内放送を聞きながら、小雨交じりの天気の中を待っていました。
 こういう時に助けになると考えていた自由に入れる展望台・ゲートタワーが(「いたずらが酷いから…」という理由らしいのですが)閉鎖になっているのが残念です。ここでも管理の問題が利用者を悩ませています。確かに閉めてしまえば問題は起きませんが、これだけのものを作って使わせないことの責任はないのでしょうか。

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 しかし、横浜市民で高齢者は、本日無料で船内も見られるということを聞いたので、その間ちゃっかり船内も見て回りました。
 最も狭い船員の部屋は8人部屋。写真は、一級航海士、船長公室、船長私室、病室、医務室等々です。ご参考までに。

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 そして、相変わらずの小雨の中ですが、総帆展帆が始まりました。
 私の読みでは、雨で足元が危ないし、中止になる可能性も高いと覚悟していたのですが、結構、予定通りに実施されるものですね。ボランティアを集めるのがそうそう簡単にはいかないからでしょうか。

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 総帆展帆が始まる前に、描けるところは描いておこうと、生徒さんに説明しながら描き始めていたのですが、総帆展帆が終わっても雨脚が酷くなるばかりなので今日は素直に撤退することにしました。絵の方は雨でグチャグチャになってしまいました(^^ゞ。

 今日の教室は仕切り直しです。今日の分は、もともとの木曜日「野島公園(夕照橋・舟屋)」とすることにしました。

 本日のことで、私の晴れ男のツキが無くなっていなければ良いのですが…(笑)。
 描きかけのまま放置しておくのもシャクなので、11月5日、仕上げの手を入れました。

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●本日の水彩画法(平澤画法)

①まずは全体の構図を決めるため、アタリをつける。それも極めて薄い線で。
 例えば…、
 ・全体のモノの配置のバランス←→構図をどのように決定するか
 ・柱・梁のつくる四角の形状の縦横比のバランス→塔などの高さと幅などに関係
 ・横方向の線を右下がりにするか、右上がりにするか
 ・塔などの屋根庇の形状

②アタリを元に、大まかな形を入れていく。
 ・アタリの薄い線を元に、少しずつ具体的な形を強化していく。
  これは基本的には着彩のことを考えて書いていますが、鉛筆の下書きの場合も全く同じと考えて良いでしょう。
 ・常に光を意識すると良い。色で見ないこと。色にごまかされないこと。
 ・目に見える形だけを信ずるのではなく、(建物や橋など)モノの構造へのイメージを持つと良い。
 ・どの段階でも常に間違っているところは修正していく。

③下書きの線は影の方向に、影の強さに応じて線の強さ(暗さ)を入れていけると全体像が見えてくる。
 ・例えば帆を張る梁(横棒)は下側だけで十分。
 ・窓など、暗い部分は黒く塗りつぶすだけで良い(枠を描いて行く必要はない)。
 ・モノを描こうとするより、明暗の調子を描くように。
 ・例えば、下書きの場合、手摺り子(手摺りの縦格子)や、ネットの編み目まで描くことはないが、実際に色を置く場合に、個々の格子などを描くより、全体的に暗めに描くだけで雰囲気は表現できる。つまり細部を見るより全体の明暗を見るべき。

④下書きは、自分の力の判断材料でもある。
 そこまで描いてあれば、後は絵の具で描けるという限界を、常に見極めていくようにすると良い。自分の実力が上がっていくのがわかるかも。

category:  ┗ 教室19年

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「スケッチ画会展」のための3枚・完成  

 考えて見ればスケッチ画会のための絵、最後の一枚が完成していません。
 これからもドタバタすることがわかっていたので、何とか本日、最後の一枚も含めて、完成させてみました。
 他の2枚は、これまで描いた絵に手を入れて完成させたものです。

 緑新緑・湖畔の家:F4 緑新緑・湖畔の家:F4 ( 鎌倉・散在が池)

 木陰の二艘:F4 木陰の二艘:F4 (大岡川)

 初夏の清流:F4 初夏の清流:F4 (京都八瀬)

category: ┗途中経過

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「水彩人による水彩画展」のご案内  

 先日ご案内の「水彩人展(都美術館)」とほぼ並行して開催されます「水彩人による水彩画展(水彩人小品展)(ギャラリー 一枚の繪)」の案内状ができましたので、ご案内致します。

 是非 ご高覧下さいますようお願いいたします。

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category: ┗展覧会・画家

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F教室:多目的S中(共通)/晴天の大賀ホール:F6(軽井沢)  

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 本日の教室は皆で絵を描いて、自分なりの描き方を身につけようというものです。
 モチーフは、先日の軽井沢からちょっと絵はがき的ですが、サッパリした風景を選んで見ました。軽井沢駅直近の矢ヶ崎公園、大賀ホールです。

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 いつものように、(私なりの)描き方で皆さんに見ていただきました。

<画像左>
 まずは大ざっぱにそれぞれの色を置いて行きます。この段階では白く残すべきところを強く意識しています。
<画像右>
 次いで、特に色の強いところを表現しています。

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 さらに色を加えて全体の調子を整えていきますが、本日は一段落ついたところで止めています。
 11月4日、仕上げの手を入れました。
#これらの色調の違いは、カメラ撮影のものとスキャナー取り込みの違いによるものです。

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 そして最後に、いつものように皆さんの絵を並べて講評です。

 こうした比較的単純な風景であればあるほど、皆さんの個性が表れるようです。
 皆さんの絵の特徴を見ながら、それぞれ描いた人の名前を当てよう…なんて大口を叩いて始めたのですが、何人かは降参でした(笑)。かといって皆さんの絵が似てしまっているという訳ではありません。皆、それぞれの画風を感じさせる絵になっていて、個々に見れば力作揃いになったと思います。



 こうした共通のモチーフを描く教室の場合、私が意識している水彩画法(平澤画法)としては、

①形にとらわれ過ぎたり、細かな表現にとらわれすぎるのではなく、大きく風景を捉え、自分なりのタッチで描く方が絵を面白くできるのではないか…ということです。
 とは言いながら、屋根の角度など、決定的な間違いと思えるものは訂正してもらったりしますが…。

②実際の風景に忠実に描こうとするより、絵をより面白くさせるための色遣いをすべきだ…ということ。
 明るい色(特にここでは暖色系の色)の使い方は特に大切だと思っています。

③絵のメリハリの作り方も考えた方が良い…ということ。
 シャープに色を使うところとボンヤリ曖昧に色を使うところを意識した方が良いと思います。

category:  ┗ 教室19年

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T教室:円覚寺/樹林に護られる大方丈:F6  

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 本日の教室は急遽「円覚寺」に変更して実施です。
#大船フラワーセンターを予定していたのですが、台風15号で大きく影響を受けている様子でしたので急遽変更したものです。
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 台風15号により、園内の植物全体が大きな被害を受けております。
 現在グリーンハウス内のお花・花木や展示室内はご覧いただける状態でございます。
 スタッフ一同植物の回復に努めておりますので、
 お客様におかれましてはご理解くださいますようお願いいたします。
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 円覚寺は、いろいろ描ける場所があり、スケッチポイントとしてお気に入りの場所の一つでした。

 ところが…。
 受付に、<10月からは境内でのスケッチ禁止>の貼り紙が…。

 そして渡されたのがこの紙でした。
 趣旨は理解できますが、そして、中にはそういう人もいることも理解していますが、それほど目くじらを立てるほどのことでしょうか?…そんな気持ちが拭えません。
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 恐らく外人客が増加していることも、邪魔扱いされるようになった背景にあるのかな?とも思いましたが…。
 内心は、そんなに目くじらを立てることでもあるまいに…とか、混雑している時期ならともかく、空いている時なら良いじゃないか…等々思ったりもするのですが、管理する側の目から見たらこんなものなのでしょうか。ますます日本中がギスギスしていくようで情けなくなります。

 いずれにしても、10月からは、ここをスケッチポイントにすることができなくなりました。

 さて、本日は良い天気なので、あちこちスケッチポイントを回って見ました。

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 本日は、皆さん思い思いの場所を選んで5箇所くらいに分散して描き始めました。
 私はあちこち回っていたせいで(それだけではなかったのですが)、本日はあまり筆が進みませんでした。

 私が描いていたのはこちらですが…。
 ここでも私たちは邪魔者扱いされました(笑)。中には「ゆっくり描いていったください」と、お茶まで出してもらった人もいると言うのに…(笑)。
 いずれにしてもこれからはそういう経験もできなくなるわけです。悲しいですね。

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category:  ┗ 教室19年

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軽井沢への旅(3/3日)…残暑・避暑地(旧軽井沢)  

 昨夜は就寝21:30。
 いつも寝るのは24:00過ぎ。昨日は1日随分歩き回ったものの、それほど疲れていなかったので眠れるかどうか心配だったが、夜中に目が覚めてしまったので、しばらくiPadでYoutubeを見て時間を過ごしたが、その他は結構眠れたようだ。

 7:00の朝食には間に合うように起床できた(笑)。

 朝食は昨日と同じ通常のバイキング方式。

■朝食後の散歩

 朝食後は、旧軽井沢周辺を散歩することにした。
 回って見たが、それほど魅力的な風景には出会えなかったようだ。

 まずはホテル周辺。

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 軽井沢銀座方面へ。

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 そして万平ホテルへの道をホテルに戻ってきた。

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■矢ヶ崎公園・大賀ホール

 チェックアウトを済ませて駅へ送ってもらう途中、気になっていた大賀ホールの前で下ろしてもらって、写真を撮っておくことにした。
 手前の池が風景を魅力的にしているが、浅間山は今日は姿を隠していた。

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■あさま0614号(軽井沢駅11:58発~東京駅13:12着)

 この沿線の風景は、私にはあまり興味が惹かれるものではなかったので、帰りの車中は強い日差しを避けてブラインドを下ろしていることが多かった。

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 まあ何とかこの旅も無事に終了。

*     *     *     *     *

 駅から急いで帰宅。
 1時間ほど時間があったので、何とか準備して絵を送り出した。

category: ┗取材・旅

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軽井沢への旅(2/3日)…残暑・避暑地(旧軽井沢)  

 昨夜は22:00就寝。
 朝食は7:00からだったのだが、しかし、それには間に合わず1時間遅れで起床。
 夜から早朝までは台風15号の影響で雨。しかし、目が覚める頃には良い天気になっていた。

 朝食は、通常のバイキング方式。

 水彩人の絵を運んでくれる業者さんから突然の電話。「明日、絵を取りに来るが都合はどうか」ということだったが…。
 まさか突然連絡が入るとは…。いつもは事前に日程を確認するのに…。
 仕方なく「明日の15:00過ぎなら何とかなるかもしれない。」と返事をしたものの、本当はあと1日は時間が欲しかった。11日をそれに充てていたのだが…┐(´~`)┌。

■ムーゼの森へ

 190909  駅へ送ってもらう途中の気になる施設、大賀ホール。

 バス停からの風景。塩沢湖方面には4番乗り場からである。

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 「ムーゼの森」とは、軽井沢絵本の森美術館、エルツおもちゃ博物館・軽井沢の二つの施設とピクチャレスク ガーデンからなるミュージアムパークだとのこと。塩沢湖のちょっと先にある。
 何となく塩沢湖が見られれば良いかと思っていたのでこちらに向かうことになった。こちら方面へは1時間に1本しかない。予定より大分遅れて11:10発のバスに乗った。

 途中、「千住博美術館」を通ったのだが、それまで、まさか彼の美術館が出来ているとは思わなかった。しかも、その設計者は、SANNAの西沢立衛だという。いよいよ時代は次の世代に移りつつあるのだろう。

 ともかくムーゼの森には約20分で到着。

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●軽井沢絵本の森美術館

 絵本の森美術館は、絵本の雰囲気を感じる建物がパラパラ建っていた。庭もそれなりに花々で賑わっていたので、いくつか写真を撮ってみた。

 190909 ←これは塩沢湖バス停の前の店。

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●エルツおもちゃ博物館

 こちらは博物館なので、建物はあまり面白くないし、展示物も海外の木の遊具だから関心の無い人にはあまり面白くもない(^^ゞ。
 サラッと見て素通り。

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 バス停を確認する時、近くに、有島武郎の別荘だったという喫茶店があった。

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●軽井沢タリアセン(塩沢湖)

 塩沢湖とあったから、当然、湖の周りは一般に開放されているのかと思ったのだが、ここは民間施設「軽井沢タリアセン」に取り込まれてしまっていて、中に入るには入場料を支払う必要があった。
#タリアセンと呼んでいるのは、当然、フランク・ロイド・ライトと何らかの関係があるのかと思ったが、あまり関係はなさそうだった。
 しかし、まあそれなりに整備されていたから良しとするか。それだけに人工的な景観にはなっていたが…。

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 駅へ戻る途中で、この旅の中で初めて浅間山を撮ることができた。

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■再び軽井沢プリンスショッピングプラザ(軽井沢アウトレット)へ

 ムーゼの森・塩沢湖周辺を一通り見て廻っても時間が余ったので、再び軽井沢プリンスショッピングプラザへ戻ることにした。
 せっかくのアウトレットなのでサングラスが欲しかったのだった。

 アウトドア関係のエリアもあったのだが、殆どが衣類関係で面白くもなかった。

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■夕飯・フランス料理

 就寝21:30。
 1日随分歩き回ったものの、それほど疲れていなかったので眠れるかどうか心配だったが、夜中にiPadでYoutubeを見た他は、結構眠れた。

category: ┗取材・旅

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軽井沢への旅(1/3日)…残暑・避暑地(旧軽井沢)   

 先日の日光に続いて軽井沢に行ってみた。09月08日(日)~09月10(火)である。
 以前軽井沢へ行ったのは、まだ20歳台前半のころじゃなかったかと思う。遙か50年近い年月が過ぎていることになるだろう。当時、別荘地内を自転車で走り回ったような記憶があるが、今では殆ど思い出せるものもない。全く情けない思いである(笑)。

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 本日は台風15号が東海・関東を直撃する見込みであった。
 また、 5日には横浜市の京急電鉄の踏切で、電車が大型トラックと衝突した事故があり、京急電鉄は昨日までダイヤが大幅に狂っていた。波乱に満ちた出立であったが、晴れ男の私としては、あまり心配してはいなかった。

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■あさま0615号(東京駅14:04発~軽井沢駅15:22着)

 とにかく電車に乗ってしまえば1時間そこそこの旅である。あちらに行ってのんびり出来れば良いだろうと。それを期待しつつ、電車に…。
 最初の頃はもちろんいつもと変わりない天候だったが、途中、激しく土砂降りになったもののすぐに晴れ上がって軽井沢に到着。

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■軽井沢プリンスショッピングプラザ(軽井沢アウトレット)内をブラブラと

 本日は、もうあちこち回る余裕もないし天候も怪しいので、駅南側にできているアウトレット「軽井沢プリンスショッピングプラザ」に寄ってみることにした。もちろん、今日は全体を見て廻る余裕も、そんな関心もない。
 もともと買い物にはあまり関心のない私のアウトレット経験は、他には「御殿場アウトレット」だけである。昔、御殿場市の仕事をしていたことがあったから、その頃、仕事ついでに見学したのだったろうか。

 ところでこのパンフレット、あまりにも字が小さすぎて殆ど見えなかった。この画像の方が遥かに見やすい(笑)。

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 今日はホテルの夕食はないので、フードプラザ内でサーロイン丼。安いだけあってさほど美味いものじゃない。もっと味を優先させれば良かったか…(笑)。とにかく、本日の夕食はこれになった。

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 少し天気も怪しくなってきたので、ホテルに行くことにした。
 電話をすれば、ホテルからの送迎のバスが来てくれることになっていた。
  ・軽井沢駅(北口)からホテルに電話すると送迎バスあり(09:00?18:00間)
  ・軽井沢駅からホテルまで徒歩約10分
  ・   〃       タクシー約3分

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■宿泊先ホテル ・ホテルマロウド軽井沢

   〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1178
          Phone 0267-42-8444 Fax 0267-42-5083

category: ┗取材・旅

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F教室:県立保土ヶ谷公園/木漏れ日のカフェ:F6(県立保土谷公園)  

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 本日は、私にとっても初めて場所「県立保土ヶ谷公園」です。

 基本的には運動公園だと思っていたのですが、スポーツ施設の間には「アートホール」もあるし、南側には緑の空間もあるようです。絵を描ける場所くらいいくらでもあるだろうと思っていました。

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 そして、「保土ヶ谷野球場前で」バスを降りて、公園内を一巡りしてみました。
 まずは、バス停近くの「公園管理事務所」からスタートです。ここの雰囲気もなかなか良かったので期待しながら園内を回ったのですが…。

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 光がないせいか、イマイチ感が拭えません。
 結局、皆でここへ戻ってきてここで描くことになりました。帰りのバスも近いし…(笑)。

 でも、描いているうちに光も出て来て、良い感じになってきました。

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 その上、目の前には「CAFE CUE(カフェ キュー)」なんてのもあります。軽快な音楽の中で気持ち良く描いてきました。
 今日のランチは、ここのテイクアウト「キーマカレー(850円)」と「アイスコーヒー(400円)」でした。

 そうそう、この「氷」私も大好き。
 絵を描き終わった後、有志の皆さん8人ぐらいで涼みながらゆっくりして来ました。小さいのは210円。大きいのは700円余。随分差がありました。

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 今日の絵ももちろん未完のままです。今日は少しあちこちの進み方に波があります。
 11月4日、仕上げの手を入れました。

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 本日の水彩画法講座(笑)。

◆木漏れ日の表現
 写真と見比べていただければわかるでしょう。
・木漏れ日を「らしく」描くには、暗い部分をしっかり暗くしなければ木漏れ日を感じません。そして陽当たり部分にはしっかり明るさを残してあげなくてはいけません。まずは明るい色を薄く置いてあげて、それ以上手をつけないでおくことです。
・樹木の影が魅力を作っているのですから、木陰を面白く表現してあげる必要があります。
 パラソルや庇に落ちる影はもちろんですが、手前の手摺りや手前の道(私の場合、敢えてそう表現しましたが)に落ちる影を表現しているのはそのためです。
 場合によってはミラーガラスにも木々の影が落ちていることを感じないといけません。

◆ミラーガラスの表現
 ミラーガラスと水面の表現方法はよく似ています。でも、ミラーガラスの方がごまかせる部分が少ないだけにより難しいかもしれません。
・ミラーガラスは特殊な例ですから、ここでは「水」を中心に書いてみましょう。()内はガラスとして考えて下さい。
 水に見えるものは次のようなものです。「水底(室内)」、「水面(ガラス)への映り込み」、「水面(ガラス)に落ちる影あるいは光の反射」。これらを見極めることが大切です。
 これらは見ようと思わないと見えて来ません。それらが見極められるとそれらを描き分ける方法も見えてくるかもしれません。
 それらを描き分けようとする努力は、人物画などで似せようと描くことと同様に、決して無駄にはならないと思います。

category:  ┗ 教室19年

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T教室:多目的S(各自)/  

 本日の教室は、各自の風景画を描くというもの。
 来年1月にグループ展も決まっているので、徐々に各自の作品も仕上げていこうという気分にもなっているだろうと思います。

 そのせいか、今日は皆さんの要望が具体的になってきているようにも思います。あちこちから声がかかって大忙しです(笑)。
#このところ私の方も、展覧会に向けての作品づくりが忙しく、自分の日頃の絵も完成させられないままちょっと放置気味です。待ちわびていらっしゃる方もいるようで申し訳なく思っています。

 最後には、いつものように皆さんの絵を並べて講評です。
 そして思うには、皆さんの絵がそれぞれの個性を表わした絵になっているように思いますし、私のアドバイスも、割合具体的になってきているように思います。皆さんの絵がそれだけ進んできたということなのか…。一方では、私だけの見方を押しつけることになりはしないかとの気持ちも心のどこかにはないわけではないのです。まあ、そうならないように心しているつもりなのですが…。

 今日の水彩画法では…以下のようなことに注意した方が良いのではないかと言うことでアドバイスさせていただきました。

◆全体のバランス、調和を見ることの大切さ
 ・絵は、一枚の紙の中で自分の世界観を描くものと考えれば、全体のバランスがとても大切だと思います。
 ・全体の調和、統一感等のバランスと言って良いでしょう。
 ・画面のメリハリ(強調・省略)、遠近の空間表現、光の(陰翳の)表現等も、全てそのための手段だと思います。そして、そうしたことが絵の総合的な魅力を作って行くものだと考えます。
 ・パッと見て不自然に感じるものは、それを壊すことになるので(特に意図してそうしたものでない限り)排除した方が良いと言えると思います。

◆色彩的な調和・統一感について
 ・それは色相の幅を狭くすれば良い(ある種の精神性を感じさせるようなそういう絵があることは認めますが)ということではありません。色相の幅を広く保ちながら、色彩的な調和・統一感を図ることが大切だと考えます。その方がより魅力的な絵になるように思います。
 ・それを実現するための詳細は省きますが、画面全体で様々な色を感じつつしかも調和を保っているということです。

◆画面全体の調和・統一感について
 ・構図の大切さはそのことを指摘しているのだと考えます。
 ・そして、良く「何を描こうとしているのか?」と言われること、それも画面の調和・統一感の形成にとって重要な要素と考えます。
 ・これは、画面全てを同じ調子で埋めるということとは異なります。むしろ全く逆だと考えた方が良いでしょう。画面の中にメリハリをつくりつつ全体の緊張あるバランスを作っていくことだと思います。

category:  ┗ 教室19年

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