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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(4〜6月)の日程はこちら。(パスワードが必要) 

段丘上の水田  

 本日は、久しぶりに田舎の風景(河岸段丘上の水田の風景)です。

 昔、この絵は、絵を始めた頃に描いていました。それがこちらのページです。意図的に夕日の風景にしたような記憶があります。参考までに。

http://3291ahiru.blog1.fc2.com/blog-date-20060608.html
http://upm009.web.fc2.com/album04/zzz_album04body0000.htm

 今回、左の画像をもとに描こうと思っていたのですが、なぜか出来上がった画像は右。しかも店舗(Web)でプリントすると実際にはさらに明るくなってしまいました。
 何故これほど明るくなってしまうのかとプリント画像を見てがっかりしたのですが、その原因がわかりました。Webで注文する際に、(初期設定で)画像が自動補正されてしまっていたのです。オリジナル画像に戻すモードを選択しなければいけなかったのです。残念。そして、皆さんには申し訳ないことでした。

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 もともと夕暮れの風景は難しいものです。しかも今回は画像には見えないものもありますし、狙う明るさが全く異なります。
 皆さんも大変だったと思いますし、難しいという声も数多く聞かれたのですが、最後に並んだ皆さんの絵は、なかなか見事なものです。

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*     *     *     *     *


 さて、本日の私の水彩画法です。

◆第一ステップ

 今回は、全体の雰囲気をつくるために夕焼けの色を全体に流し、それが乾いてからベースの色を置いています。

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◆第二ステップ

 陰の部分に暗さを置くことで、基本的な雰囲気ができていると思います。(左写真)
 中間明度の色をさらに重ねていくことにより、仕上げに近づいていきます。夕日表現を強くしようとして背景の山を強くしすぎたようです。(右写真)
 
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 見えない風景を自由に描くほどの腕はありません(笑)。
後は写真を参考にしながら完成させて行きましょう。

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遊彩会:共通(上高地・その2)   

 本日は、前回の続きになります。

 まず、皆さんに見ていただくために、デモです。
大雑把ですが、これで基本的な部分は描けたようです。

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 そして、皆さんが描いているのを見ながら、私はチョコチョコ手を加えてみました。

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 この絵は、これで終了としましょうか。
 これ以上手を加えてみても、良くなりそうもありません。

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みなとみらい地区・日本丸  

 本日はみなとみらい地区。日本丸の総帆展帆が行われるので、それを描きに行きました。
 天気がちょっと心配でしたが、晴れの天気予報に変わっていたので、久しぶりの青空にも出会える予定です。

 空も明るくなりつつあり、良い感じです。

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 晴れになるのを予定して、日陰が得られそうなこちら側から描くつもり。
 今までは縦構図でしたが、今日は横構図で描いてみましょう。

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 そんなつもりで描き始め、ここまで帆を張りかけたのですが…。そこに雨。
 天気予報の雨雲レーダーの情報を見れば、丁度小さな雨雲がかかっていました。30分ほどでやり過ごせるはずです。
 小雨程度ならそれで良かったのですが、結構激しい雨でスッカリびしょびしょになってしまいました。
 そのうちに、「本日の総帆展帆は中止します。」とのアナウンスも…。だから、開始時間を遅くすれば良かった…というわけでもないのです。

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 結局30分ほどで晴れ間が見えてきたのですが、水彩紙はもう雨に濡れてボコボコ状態。
 皆さんガッカリで、すっかり続ける気持ちを失ってしまったようです(苦笑)。

 それで今日は途中で引き上げです。予定を早めてJWS17人展の方に回ることにしました。
「泣く子と地頭」と気まぐれ天気には勝てません(苦笑)。今日は完敗です。

 下は私の水彩紙、鉛筆の下絵はできていたのですが随分汚れてしまいました。まだ、卸したばかりだったのに…。

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横浜ベイサイドマリーナ  

 最近は雨がちの天気です。所によっては豪雨被害をもたらしているところもあります。
 そんな中の外スケッチですが、何とか絵を描くことができました。

 夏は、緑が濃くなりすぎているので、できるだけ街なかや海の風景が良いかと思ったりしています。本日は横浜ベイサイドマリーナです。

 早速、ベイサイドマリーナへの道筋の風景から見ていきます。
 途中の風景でも絵になるところはいろいろありそうです。

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 さあ到着しました。

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 いつも、できるだけ新しい場所を選んで描いていますが、今日はここで描くことにしました。
 ここも初めての場所だと思います。(上、右の写真)
 一瞬、日が射した時もありましたが、基本、曇りの風景でした。それだけ涼しかったのはありがたかったですが…眼鏡(サングラス)を忘れてしまったので(と言うか、普段持ち歩いていません。)、強い日差しの中で良く見えなかったのが残念でしたけど…(笑)。

 やめる頃、(予定より少し早かったのですが)雨が降ってきたのでそこで終了です。
 皆さんの絵を並べてみると、船が苦手だという声が多い割には、今日は皆さんしっかり描かれていたように思いました。

 帰路、アウトレットに寄って帰りました…とさ。
 
*     *     *     *     *


 さて、いつものように私の水彩画法です。
 いつも思うのですが、家で描くと比較的安定して描けるのですが、現地で描くとその時の状況によっていろいろ影響を受けるようで、それが最後まで尾を引いてしまうような気がします。
 
◆第一ステップ(下塗り)

 アタリを元に、デッサンを具体化するための下塗り段階と言ったら良いかもしれません。

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◆第一ステップ(その2)

 徐々に次の色を重ねながら、全体の様子を確認して行きます。

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◆第二ステップ

 第三ステップが仕上げ段階とすれば、これは第二ステップ。
 大まかに基本的な色を置いた状態と言えましょうか。
 今日は、全体の色味、とバランスに気に入らない点があります。第三ステップ(仕上げ段階)は、細部の詰めの他、全体バランスの調整が必要になると思います。
 
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「JWS17人展 in YOKOHAMA」のご案内  

 JWS・日本透明水彩会の有志17人により、次のような展覧会を行うことになりましたのでご案内いたします。

 酷暑のさなかですが、是非ご高覧いただけますようお願いいたします。

 私は、火曜日午後(13:00〜16:00)、土曜日午後(13:00〜16:00)、日曜日午後(15:00〜16:00)に在廊の予定です。

画廊楽DMオモテ_サイズ変更

画廊楽DM宛名面下_サイズ変更


 なお、新美術新聞が以下のような紹介記事を掲載してくれています。

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金沢八景シーパラダイス/  

 本日は今年最後のアジサイを求めて「金沢八景シーパラダイス」です。
 前回は、金沢八景大橋を渡る前に橋の袂で描くことになりましたが、今日はアジサイが目的ですから橋を渡らなければいけません(笑)。

 橋を渡ると今日は人の姿もほとんどなくとても静かな園内でした。
#夏休み前で小学生なども殆どいないのだとか…。後で聞いた話しです。
 メリーゴーラウンドを過ぎて少しすると沿道のアジサイが迎えてくれます。曇り空もあって何となく寂しい道です。
 アジサイの季節は7月上旬までとありましたが、まさにそんな感じです。そんな中、絵を描くポイントを求めて皆であちこち歩き回ります。

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 アジサイを求めて丘の広場まで出ましたが、光もないこともあってなかなか絵を描くポイントを決められず、本日は各々が自分のポイントを見つけて描くことになりました。
 こんな時ですから、私は新しい試みとして、勝手に自分なりの構図を作って描くことにしました。梅雨のアジサイも良いのでしょうが、今日はそんな気分ではありませんでした。やはり光も入れた風景を描こうとなると、光も自分で作らないといけません。

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 そんな絵を描いているうちに、いつの間にか日が差してきました。一気にアジサイが輝いてきたようです。
 それほど周りの印象が違ってきます。急いで光のあるアジサイを撮影して回りました。

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 条件が悪かったにもかかわらず、皆さんの絵はなかなか良い具合に描けていました。
 最盛期にはこのアジサイもなかなか見事だということも確信できて、来た甲斐があったというものです。

 帰路、橋の上から見えるこんな景色も描けそうです。

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 さて、本日の私の水彩画法です。
 新しい試みですが、上手くいくのかどうか…。今日はあちこちで簡単なスケッチをして、対象をきちんと見ることができないまま、頭の中で構築しながら描いてみました。
 絵の途中からの日差し、後で活かせるものは活かすことにしましょう。

◆第一ステップ

 今日は、基本的には風景を目の前にしないで描いているのでいろいろ表現に迷いながら描き進めています。
 まずは基本的な構図に、アジサイを配置します。

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◆第二ステップ

 光は左方向から来るとして描いて行きましたが、ちょっと間違ったところもあります(笑)。
 しかし、手を加えていけば何とかアジサイのある階(きざはし)の風景にはなってきたようです。
 それでも、完成までには相当手を焼くことでしょう(笑)。
 
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長崎オランダ坂(共通)/  

 本日は皆で同じ風景を描いてみようという日です。
 なんだか最近、教室で描くには随分複雑な風景を扱うようになっているかもしれません。

 本日の画題は「長崎オランダ坂」、おなじみのこの風景にしました。

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 ちょっと複雑な絵だと思いますから、今日のデモはちょっと急ぎぎみです。

 下絵を描く段階では戸惑っていた人もいましたが、途中からは調子が乗ってきたようで、終了時間近くになるほど皆さんの完成度も上がってきます。
 最後にはこんな絵が並びました。

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 さて、いつもの私の水彩画法です。

◆第一ステップ

 まずは簡単な下絵の上に、紅葉の雰囲気を描きます。多少の手違いは気にしません。
 可能なら、紅葉の様々な色の変化をたらしこみで加えながら…です。
#でも、短時間のデモではなかなか思うように行かないけど…(笑)。

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◆第二ステップ(その1)

 陰影を描きながらデッサンを決めていきます。
 デモです。急いで描いているので、細かなところは気にしません。後で十分調整・修正できると思って先に進めていきます。人物は時間がある時に描けば良い…くらいの気持ちで先に進めます。

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◆第二ステップ(その2)

 それぞれの部分に、微妙な色を加えながら表現の豊かさを増していきます。
 ここまでのデモに加えて、最後、皆さんが描いている間に私は人物を加えたりしていました。

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 それでも、完成までにはもう少し手を加える必要があります。

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遊彩会:共通(上高地・その1)  

 本日は、山・緑・水を描きたいということで、上高地を画題に選択しました。

 ところが、ネット上にはいろいろな写真があります。しかし、上高地の写真は誰でも知っていますし、いい絵を選べば選ぶほど絵葉書写真になってしまいます。
 幹事さんが撮影した写真も、私写真私も、どちらも光が不十分でしたが、今回はこれで行くことにしました。

 この絵を、私のデモの時間も入れたら教室の時間だけで描き上げのはとても困難ですので、今回は2回分を使います。

 ですから、まずは前回の静物の講評。そして残された時間を使って始めました。

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 絵を描くのに決まった手順があるわけではありません。
 最初の下絵のアタリは、空・山・水のバランスを確認するのが主要な意図になっています。
 最初の着彩では、鉛筆の下絵で雪渓を描く代わりに薄い色をおいて空、スカイライン、雪渓を描いています。
 まずは薄い色から…というのが水彩画の基本ですが、いつも黄色は予想以上に強く出ます。そのうち落ち着いてきますけど…。

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 皆さんの描く時間を確保するために、今日は右側を重点的に進めています。
 
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 完全に中途半端ですが、今日はこれまで…です。

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