見上げる教会(ポルト)(共通) 
2022/08/26 Fri. 21:57 [edit]
選んだ画題はこちら。海の船の中から見上げたポルトの教会です。
#本日は、横構図の写真を縦構図にして描いてみました。

しかし、ちょっと複雑な建物を選び過ぎたのかもしれません。随分絵を描いてきた皆さんにとっても、なかなか難しい画題だったようです。
それでも、最初の頃こそ皆さん手こずっていたようでしたが、最後には、それなりのところまとめて来られたのは<さすが!>と言うべきでしょう。
それがこちらです。
#カメラで慣れない「スイングパノラマ」機能を使ってみたのですが、慣れないせいで左右が少し切れてしまいました。
申し訳ありません。

さて、いつものように、私のデモによる段階的表現、つまり私の水彩画法です。
◆第一ステップ
いつものようにデモを始めて、改めて面倒な画題を選択したものだと、(皆さんに言うわけには行きませんが)密かに思っていました(笑)。
デモでは、皆さんの時間を確保しないといけないので、とにかく早描きが必要なのですが、いつも以上に構図を決めるのに時間を要しましたし、細部まできちんと確認しながら…なんてできませんから、かなりラフに描き進めないといけません。
とりあえず、最初の色置きはこんな感じになりました。

◆第二ステップ
私の描き方は、部分から仕上げていく方法ではなく、常に全体を見ながら徐々に色を重ねていく方法だと考えていただければわかりやすいでしょう。簡単に例えれば、多色刷りのプリンターのように、選択した色を使えるところに全体に使っていく…そんな感じです。
#もちろん、他にも違う描き方をする場合もありますが…。
下の画像は、(全体から見ればまだ半分くらいですが)二段階目の色を重ねながら全体の雰囲気を作っていく途上にあります。

◆第三ステップ
もちろんまだ完成ではありませんが、だいぶ完成イメージが見えてきたところです。
細部にも細かな色を重ねつつある段階です。
今日は、建物の微妙な凹凸の描き方、高い風雨に汚れた石積みの擁壁について、私なりの描き方などを説明しながらここまで来ました。

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各々の絵を描く 
2022/08/25 Thu. 23:01 [edit]
今日のように各々の絵を描く日には、皆さんが描かれているのに構図上の注意等をしたりアドバイスをしたり…というのが中心ですが、特に今まで自分が描いた絵を見て欲しいという人には、多少の時間をとって補筆したり、完成のためのアドバイスをしたりしています。
本日は、新しく参加された人もあり、またいつもとは異なるアドバイスがあったと思います。
最後に並んだ絵はこんな感じです。
今日の写真はiPhonで撮影したものです。こちらの方が良いかもしれませんね。

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遊彩会:空を描く/湧き上がる雲:F6(写真より) 
2022/08/23 Tue. 22:13 [edit]

本日の遊彩会は、一つの描き方の勉強として、皆で幹事さんが用意した写真の中から雲のある空を描いてみようというものでした。
幹事さんも、人数分の写真を用意するのは大変だったでしょう。私もいつか空の描き方を紹介しても良いかと思っていたので良い機会です。
本日私がいただいた画像はこちらでした。

本日は途中段階を撮影するのをすっかり忘れてしまっていたので、殆ど最後の段階の画像しか残っていませんが…。それが下の画像です。
こういう風景を描く上で大切なこと。私は以下のように考えています。
今日は、いつもより少し理屈っぽいデモになりました(笑)。
・空と雲の境界はある程度一気に描く必要がありますから、そこは様々な境界を描くための技術を使う必要があると思います。これが雲の基本的な形状を決めることになる。
・雲の雰囲気を見たまま描こうとしないこと。だから反対側の雲が格好良いと思えばそれを描けば良いわけですし、少しでも風景を活かす絵にすべきだということ。
・また、雲の形や状況をそのまま描こうとしても不可能なわけで、<こういう雲の雰囲気を描けばそれで良い>ということだと割り切って描くこと。
・もともと一度でこの雰囲気を仕上げようとするのは不可能ですから、薄い色を何回も重ねるようにしてこういう雰囲気を仕上げれば良いと考えること。
雲は無限の階調で存在しているわけで、それを絵にするためには限られた階調で表現するしか無いわけですから…。

今日はここまで描けましたが、これで一応完成ということもできるでしょう。
しかし、これで物足りなければ、さらに空の色を強くすれば、雲の暗い部分もさらに強くしたくなるでしょう。
絵というものはあくまでも全体のバランスの上に成り立っていますから、一部を強くすれば他も強くしたくなるものです。それをどの段階で筆を止めるかは、その人の感覚ということになるでしょう。
冒頭の画像は、その後、上の絵にもうひと手間手を加えて仕上げたものです。
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河岸段丘の村(5日目)  
2022/08/21 Sun. 18:36 [edit]
これで、この絵は一応完成としておきましょう。
後は、ほんとうの搬入日である9月1日までに、チョコチョコ手を入れることになると思いますが…。
この絵は、ここまで具象的に描くつもりはなかったのですが、せっかく田舎の風景を描いたので私の心象も含めて表現したらこうなりました(笑)。

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河岸段丘の村(3日目)  
2022/08/19 Fri. 23:16 [edit]
実際の風景を見ないで、イメージだけで描こうとしている空だから…です(笑)。

徐々に色を重ねながら、全体の雰囲気を作っていくことになります。
遠景をどの程度の色合いにしたら良いか悩みながら進めることになるでしょう。
category: ┗途中経過
河岸段丘の村(1日目) 
2022/08/17 Wed. 18:47 [edit]
大判の絵の搬入予定日が早ければ26日になることを確認できたので、ようやく2枚めの絵にかかりました。
先の絵が30号、今回の絵は40号となります。
最近、広大な絵を描きたい気分が出てきたので、今まで大判ではあまり描いてこなかった広大な風景を選んでみました。
ここは、私の生まれ故郷です。

構図を考えながら、まずはベースになる色を置きつつ全体の雰囲気を見ています。

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古民家裏の春(5日目)  
2022/08/14 Sun. 20:49 [edit]
こうやって完成イメージを見ると、どうしても気になる部分が出てくるものです(笑)。
後、わずかな微修正があるでしょうが、この絵はこれで一段落として、次の絵にかかりたいと思います。

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多目的S中(各自)/ 
2022/08/12 Fri. 20:28 [edit]
皆さんが描かれているのにアドバイスをしたり構図上の注意等をしたりしながら、特に今まで自分が描いた絵を見て欲しいという人には、多少の時間をとって補筆したり、完成のためのアドバイスをしたりしていました。
来年1月には次の教室展が予定されていますので、徐々に展覧会用の絵へのアドバイスが増えてくるんじゃないかと思います。
今日、皆さんが描いていた絵は、最後にこんな感じで並びました。
すでに自分である程度描いていた人もいますので、なかなかの力作がありますし、今日ここでゼロから描き始めている人もいますので、進み方には差があります。
でもこれが普通ですね。自分のペースで描いていくのが良いんじゃないでしょうか?

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不忍池の夏 
2022/08/11 Thu. 19:29 [edit]
コロナが日本中を騒がせるようになって、遠出をすることはめっきり少なくなっていたのですが、本当に久々の上野のような気がします。
今日はハスの風景を描くのが目的ですから、ともかく恩賜公園を目指します。


不忍池に来て驚いたのは、ハスの背の高さと池全面をハスが覆っていることでした。
一応、どこで描けそうか見ていくことにします。少しでも高い足場があるところが良さそうです。






日陰もあるし、ちょっと高いところもありました。今日はここで描くことにしましょう。
しかし、風景は単調です。手前に水を入れようと思いました。こんな写真も参考になるかもしれません。


ちょっと後ろでは、小学校三年生の母娘が、学校の宿題とかで同じ風景を描いていました。
私の方は、弁天堂を遠くにやりたいと思ったら、全体も随分淡くなりました。
近景にはもっと色を入れるつもりですが…。

category: ┗ 教室22年
古民家裏の春(3日目) 
2022/08/08 Mon. 20:14 [edit]
注射したところが多少痛いですが、熱もなく、腕が上がらないということもありません。
さあ、今日は3日目となりました。

この調子だと、あと2日ほどで終えられるかもしれません。
本当は、あと3日欲しいところですね。
category: ┗途中経過
古民家裏の春(2日目) 
2022/08/06 Sat. 22:13 [edit]
今回はこんな風景なので、いつもと違う方法を試みています。
2日目はあまり進まず、こんな感じにとどまっています。
下絵はそれほど明確に描いていないので、こんな感じで色を置きながら徐々に形と雰囲気を整えていくつもりです。


明日は4回目のワクチン接種です。
category: ┗途中経過
アベイロの坂道,ポルトガル 
2022/08/04 Thu. 21:51 [edit]
画題は、ポルトガルのアベイロの坂道の風景です。

本日の画題もなかなか難しかったらしく、皆さんからもそんな声が聞かれました。
しかし、いつものように出来上がりはなかなかのものです。
早退した人がいましたので、並ぶ枚数が少し減ったようです。

さて、いつものように私の水彩画法を紹介してみましょう。
◆第一ステップ
空の色を入れながら、同時に影の色を入れています。
これだけで、下書きのイメージとともに光の基本的な表現ができますので、私は良くこうした表現をすることが多いです。

◆第一〜第二ステップ
これで、基本的なイメージが完成してきていると思います。

◆第二〜第三ステップ
多少、仕上げ段階に踏み込んだ…と言ったところでしょうか。
もちろん、完成にはまだまだ手を入れていく必要があります。

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大判の絵を開始(古民家裏の春) 
2022/08/03 Wed. 19:56 [edit]
しかし、動かなければいけない日程が入ったので、大判の絵を開始しました。
昨日、水張りを始めたのですが、アルシュ(ロール)が足りないのに気づいて急遽発注。
「アルシュ 水彩紙 ロール 300g 細目1.13X9.15m ナチュラルホワイト」(¥26,576)。以前は確か2万円未満だった記憶がありましたが…。随分高くなってきたものです。到着は木曜日になるとか…。
本日は、昨日できた1枚のパネルに着手。鉛筆の下絵を描き始めました。できれば最初の着彩まで行きたかったのですが、気分が乗らず下絵だけになりました。
こんな感じの雰囲気の絵になります。
この絵は、15日までには完成しないといけません。もちろん、それまでには仕上げているつもりですが…。


category: ┗途中経過
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