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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(10〜12月)の日程はこちら。<(パスワードが必要) 
 ・11月11日(土)は「水彩人写生会」です。 希望される方は、リンク先の説明書をご覧の上、メールをお願い致します。


水彩人の目録  

 遅ればせながら水彩人の目録を描き上げました。

 考えてみれば最初の時は酷いものでした。
 他の方々の絵を見たら、それぞれ工夫を凝らしてそれぞれ異なる絵を描いていました。でも多くの人は抽象画風の絵でしたし、草花の絵を描いている人もいました。でも私は風景画です。私の能力ではそう簡単にあれもこれもというわけには行きません。それで、一つの風景を決めて全部の目録を描くことにしました。
 前回は簡単な風景でしたからトレーススケッチに着彩したものでしたが、今回は元風景が複雑でしたので下絵にちょっと工夫をしました。つまり下絵の段階でちょっと手抜きをしたわけです(笑)。

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 さて描けた絵をスキャナーで取り込もうと思ったら、使っていたスキャナーが、先日、作品と一緒に都美術館の方に行ってしまったのを思い出しました(笑)。

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 改めて、昔の環境を思い出しながらスキャナーに取り込んでみました。こんな感じの絵になりました。

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category: ┗その他

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多目的S中(共通)/シントラ宮殿からの眺望:F6(ポルトガル)  

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 本日は(共通)の日。
 画題はポルトガルのシントラ宮殿からの俯瞰する風景を選んでみました。これは風景の美しささもさることながら、近景から遠景に至る風景が心地よく、水彩画の勉強にも適しているのではないかと考えたからです。

 建物の形状が複雑だということもあって、皆さんは最初の下書きの段階での苦戦があったようで、時間内で描き上げるのが難しかったかもしれません。
 最後に並んだ絵はこんな感じになりました。

 最初のうちは、皆さんの苦戦の様子を感じながらの講評でしたが、それを進めていくうちに、皆さんそれぞれの絵の魅力を感じる様な…そんな時間になりました。皆さんはどんな風に見ていただけるでしょうか。

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 なお、本日、来年の「第7回 四季彩の会展」の日程が確定しました。2024年02月20日(火)〜26日(月)です。楽しみにしていただければ…と願っています。


 さて、本日の私のデモでの<水彩画法>です。(←この言葉は検索ワードとして使っています。)

◆第一ステップ
 本日は、私の勘違いで15分遅れのスタート。少し慌てています(苦笑)。
#3分遅れで乗れなかったバスに乗れていたら、知らんふりをして進められたのですが…残念(笑)。

 建物部分以外の明るい緑系統の色を中心に置きながら、建物の形を浮かび上がらせています。
 色は遠近を意識しながら色の強さ、筆のタッチの大きさ<私は勝手に「grain(粒)」と呼ばせていただきます>にも注意しながら進めたいと思います。
 注意したいのは、それぞれの(特に近景の)grainは、一粒ひとつぶが木の葉を表現するように置きたいということです。遠景は粒が見えないのでたっぷり水を使ってぼかすように描くことになります。
 そして、色が置かれたところ以外の白地が建物部分であると見えればこの段階では大成功ということになるでしょう。

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◆第二ステップ
 いつもの私のイメージで言えば、第二、第三ステップの部分を描いていることになりましょう。
 建物部分は、難しい形状の部分を取り上げて、描く手順(左側)、意識的に注意しながら描くポイント(塔部分)などを描いています。
 暗い部分は、暗さを入れるべき(私が重要だと考えている)ポイントです。そして、暗さをどのような色で、どのような強さで入れていくか…で絵の印象も大きく変わってくると考えています。

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◆第三ステップ
 本日は、遅刻を引きずったか…いつもより色の乗せ方が雑になったかもしれません。中景の建物の屋根色調が当初のイメージとやや外れてしまいました。遠景ももう少し青みの深い色にしたかったところです。
 もう少し丁寧に色を選びたかったという反省点はありますが、致命的な失敗とは言えません。まだまだ挽回は可能です。
 多くの方々が水彩画は直しが効かないから…と言いますが、そんなことはありません。自分のイメージに近づけるよう挑戦してみることが大切です。とにかく自分が致命的な失敗だと思えるまでもがいてみること、その経験こそが水彩画が上達していくために大切なことなのだと、私は考えています。

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 今日はいつになく教訓的な内容になってしまいました(笑)。

 もちろん、これを完成させていくためにはまだまだ手を入れなければいけません。このところそうした中途半端な絵が溜まっていますが、まだしばらくの間、近づいている展覧会(グループ展)の準備を進めないといけません。

 その後10月12日、この絵を完成させました(冒頭の画像)。

category:  ┗ 教室23年

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多目的S中(各自)/  

 今日の教室は(各自)の日です。

 室内の教室なのですが、この暑さのせいもあってか、今日はエントリーしていた方たちの4人が何らかの体調不良とのことでお休みになってしまいました。残念です。

 今日参加された方々には新しく参加された方も何人かおられたので、(希望者中心ですが)割合丁寧にアドバイスをするよう心がけました。その代わり、遠慮がちな人には寂しい思いをさせてしまったかもしれません。難しいところです。

 今日の最後の講評時には、こんな絵が並びました。
 なかなかの力作ぞろい。魅力的な絵が並んだように思います。
#あれ? 何人か、早めに帰られた方やここに出していない方もおられたようですね(笑)。

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category:  ┗ 教室23年

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そろそろ水彩人展が始まります。  

 そのうちここでもお知らせしますが、9月は私にとっての展覧会月。

 まずは水彩人展(10日から)、そして日本スケッチ画会展(18日から)が始まります。
それぞれ準備はあるのですが、水彩人展のためにはもう少し準備が必要です。そのため、今日はこんな絵を描いていました。

 左側が水彩人展の作品目録。それに私のこんな絵を入れ込みたいと思ったのです。
 もちろんこのままでは駄目です(笑)。
 さて、どうなりましょうか。

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scan_073_サイズ変更 ← 上の作品目録の表紙に入れ込みました。

 8月30日、何とか目録の絵が完成しました。
 私の場合具象の絵になりますから、すべてに異なる絵を描くのは大変なので、(もちろんすべて彩色は手描きですが)同じ絵にさせてもらっています。

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category: ┗その他

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多摩川見晴らし公園  

 本日は初めての場所・多摩川見晴らし公園。GoogleMap・ストリートビューで探した場所です。
 この暑さの中、日陰があって気持ちよく描ける場所…そんな条件で探した場所。風景が限られるのでなかなか難しいかもしれないという心配はあったのですが…。
 歩いていくのはちょっと中途半端だったのでバスを使うことにしたのですが、本数もまあまあありそうで良かったです。また、トイレが近くにありそうもなく、それも心配のタネだったのですが、こちらも何とか近くの複合ビルが使えそうでほっとしました。

 私がネットで見ていたのはこんな風景。多摩川の気持ちの良い風景が描ければ…と思ってでかけました。
 何とか日陰で(多少の風もあり)描くことができました。

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 この場所から別の風景を狙うなら、こんな風景もあるかもしれません。

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 帰る頃、こんな船も通過して行きました。

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 いろいろありましたが、私が描いた絵は最初のイメージをどのように構成するか…。そんな気持ちで描いてみました。

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 これはまだ完成ではありません。もう少し手を入れてから…となります。

 

category:  ┗ 教室23年

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水彩人展に向けて(経過)  

 いつものことですが、尻に火がつかないと動き出せない私ですが、さすがに待ったなしの状況で、遅ればせながら13日から水彩人のための40号の作品に取りかかりました。

 それぞれ、撮影条件が変わりますが、進捗状況がわかっていただけると思います。参考までに。

<13日>
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<14日>
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<15日>
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<16日>
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<17日>
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 一応サインを入れてしまったが、この後は細部の微調整。
 気になるところをちょこちょこ手直しといったところか。

category: ┗途中経過

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多目的S中(各自)/  

 今日の教室は各自の日(つまり、各自が準備した画題を描く日)。
 猛暑の中で特に…ですが、室内の教室は大勢が参加してくれます。

 まずは、本日の絵を描くにあたってアドバイスが欲しい方に優先的に対応。
 一通り皆さんが絵を描き始めたところで、徐々にこれまで描き溜めている絵について個別にアドバイスをしていきます。いつもの手順ですが、結構忙しいです。

 そんなことをしているうちに終了時間が近づきます。
 今日は新しく参加された方が2名。皆さんにご紹介するのを忘れてしまいました。申し訳ない。

 最後にこんな絵が勢ぞろいです。
 それぞれ異なる力作たちです。なかなか見ごたえがあります。

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category:  ┗ 教室23年

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遊彩会/尾道の海(その2)  

 本日の遊彩会は先週の「尾道の海」の続きです。2コマでこの絵の完成を目指します。

 先週で随分進めてしまったので、今日の仕事はわずかです。
 一応、できたと思ったところでサインも入れてしまいました。

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 この絵も含めて、最後に皆さんの絵の講評。
 さすがに、2コマを使うと皆さんの絵の完成度はかなりのものです。
#写真を撮っておくつもりだったのですが、すっかり忘れてしまいました。もっと習慣化しないと駄目ですね。


 ちなみに先週の絵を比較していただければ、どのように仕上げてきたのかをご覧いただけると思います。
 先週はここまで進めていました。

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category:  ┗ 教室23年

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尾道・造船所遠景/海辺の夕刻:F6(尾道)  

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 本日は(共通)。つまり皆で同じ風景を描きながら水彩画の描き方を学ぼうという日です。
 画題は尾道で見つけた造船所遠景です。

 この風景はこの画像のまま遠景を遠く描いてしまうと面白くないと思いましたので、構図の考え方をお話しながら、私なりに少し構図を変えて描くことを考えました。

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 構図はともかく、今日の風景は夕景の光と影を描くのが中心であり、建物群が複雑であること、手前の海水面の表現が難しいこと等で、皆さん今までになく苦労していたようです。
 しかし、私はあまり心配していませんでした。講評の段階になるとなかなか充実した絵が並ぶだろうと信じているから…です。

 今日はこんな絵が並ぶことになりました。
 それにしても、同じ風景を描いているのに様々な表現があるものです。
#早めに帰られたりして、絵を並べなかった人も何人かいらっしゃるようですね(笑)。

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 さて、今日の私の水彩画法を見ていただきましょう。今日は簡単な解説だけにしておきましょう。

 まずは簡単なスケッチをもとに、影の部分に影色を入れて大まかな形を作っていきます。言い換えれば、これが私の<(鉛筆に代わる)絵の具による下描き>とも言えるかもしれません。
 影を入れることによって全体の雰囲気ができているところに注目していただきたいと思います。

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 遠景の建物部分にさらに暗い影を入れるとともに、細部に濃い色を置き、形を作っていきます。
 これだけでも遠景の建物群の基本的な雰囲気ができてきていると思います。
 影色が濃すぎるような気がしないでもありませんが、あとで十分修正可能です。今はあまり気にしないで先に進めます。

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 背景の樹林と手前の水面に色を置いています。デモの宿命、急いで色を置いていますのでなかなか思うように行きませんが、諦めずに雰囲気を描くつもりで色を置いています。

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 水面に横タッチを加え、水面の雰囲気を描こうとしています。
 建物の壁面にも明るい色を置き、壁面に当たった夕景の強い光を描こうとしています。
 ここまで描ければ、次の最終段階(仕上げのステップ)に入ることができるでしょう。

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 随分日を空けてしまいましたが、11月6日手を加えて何とか完成としました。
 デモの段階で一気に進めてしまったので、それをもとに完成をさせるのはなかなか大変です(苦笑)。

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遊彩会/尾道の海(その1)  

 本日の遊彩会は雷雨の中からスタートです。室内で良かった(笑)。

 本日は、私が以前提供した写真などを使って各自の絵を描くというものです。来週にかけて2コマで仕上げようということになりました。
 
 私が選んだのはこちら。尾道の海の風景です。

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 せっかくの機会なので、私がどういう点に気をつけて、どのように描くかを見ていただいたらどうだろうか?ということで、私の描きはじめのデモを見ていただくことにしました。
#今日は、色はいい加減で明暗重視です。

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 その後は、それぞれの席に戻って絵を描き進めました。
 私も今日は急いで描いたせいか、絵の方は思ったより進んだようです。
 海の色が強すぎるようですが、完全に乾いた時、全体の色調がどうなりますか…。

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 この完成画像は8月8日のこちらになります。

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