あれから10日 
2011/03/21 Mon. 22:23 [edit]
その時、私は家にいて揺れを感じた。いつもより長いちょっと厳しい揺れだったけど、その時はこれほどのものになるとは考えてもいなかった。知らないうちにTVが消えていたのも「最近のTVは良くできている。地震で消えるのか…」なんて思っていたくらいだった。
災害には、いつも現場で起こっていることと、その周囲との落差を考えさせられる。
現場の悲惨な状況をTVなどで見て、その大変さを感じてもやはりどこか余所のことのような感じも…。それでも何とか役に立ちたいという思いがあっても、すぐには何もできることがないというのも歯がゆい。私ができることは、節電とせいぜい義援金を考えてあげられるくらいだろうか?しかし、被災地・被災者への支援はこれからも長く覚悟しないといけないだろう。その間にはまたいろいろできることもあるだろうと思う。
その一方で、日常の生活をいつものように続けるということがいかに大切か…と思う。しかし、不安に駆られた人々は、保存食品はまだしも、日常の食品や燃料を買い占め社会を混乱させ、原発にも過剰反応をして混乱させる…。そうしたことが、被災地の状況をさらに苦しくさせるということなんだけど…。
さらに、被災地の現状を考えると…と、日頃の生活まで萎縮させてしまったら日本経済はますます沈滞してしまう。
今はお笑い番組など見る気はしないけど、もっともっと普段通りの生活をしていきたいと思う。
このページも、もう少ししたらまた新しい絵を掲載できるようになるでしょう。
今日は、高校の仲間のMLで、友人が動画を紹介してくれた。
韓国で作られた震災の映像。最後のメッセージは、「韓国人は日本国民を応援します。近くに友人がいるということを忘れないでください。ファイティング!!」だとか。
今まで、理性的に接してきたつもりだったけど、一言の言葉も発しないこの映像に初めて涙が出てきた
今まで良くわからなかった震災・津波のすさまじさ、被害の実態、人々の悲しみが良くわかる気がする。
そして、改めて日本と世界とのつながりも…。
そしてもう一つ。以前、ツイッターで知ったが…。
日立製作所で福島原発の建設等にも関わったという故平井憲夫さんが「原発がどんなものか知ってほしい」という文章を遺されている。
このページを見ただけでもさまざまな意見があることがわかる。
ただ、これを信ずるとか信じないとかいう問題ではなく、今、原発で起きていることを考えながら、私たちのこれからの生活とエネルギーを真剣に考えていくきっかけの一つになれば…と思う。
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コメント
平井さんの文章
現場で実際の仕事をしてきた人の話しは 半端じゃない説得力
ここんとこ毎日の様にTVに出て来る学者たちとは
えらい違いですね
人間は とんでもないものを作ってしまった
水彩連盟入選おめでとうございます!
aka #- | URL
2011/03/24 11:52 | edit
その後、原発については、どれだけ原発工事に関わってきた労働者の被爆を隠蔽してきたか…。被爆の当事者達が語る動画サイトもありましたが、あまりにも生々しくてご紹介する気になれません。
水彩連盟の件、ありがとうございます。
のび太 #- | URL
2011/03/24 16:30 | edit
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