教室No9・戸塚区民文化センター/坂の街:F6 
2013/07/23 Tue. 19:28 [edit]
現場で描く教室をしていると、皆さんの絵を見ながら具体的な話しをできる時間がもう少しあると良いと思ったりします。そして、絵についての技法やら私の考え方などをお話しする時間が欲しいと思うようにもなりました。そこで、今季からは月に1回、室内で教室を開催することにしたのです。
というわけで、まずは建築や町並みの描き方の講義からです。
この問題の重要なポイントは次の点にあります。
◆自分の目の高さはどこにあるか?(そこに仮想の水平線HLを引きます)
◆建物の消点VPは全てこの仮想水平線上に交わること。
(消点とは、建物の窓の上下や屋根の庇など水平の部位・部材を延長した時にそれが結ぶ線のことです)
#友人からいただいた画像を無断申し訳ありませんが使わせていただきす。

というようなことを図解で説明したのですが…。作図法を基本にお話ししたので、初めての方にはちょっと難しかったかもしれません。
そして、やはり実際に描く場面を見たいということなので、鉛筆の下絵の描き方、着彩の仕方などを急いで見てもらいました。
こうして、実際に皆さんにお話ししながら自分が描いていくということも、とても大切な勉強になるのです。
この日は間違えていつものホルベインの絵の具セットではなく、シュミンケの絵の具セットを持って行ってしまったので、着彩のイメージが戸惑ってしまいましたが…(笑)。実は、最近、自分の課題として、色を重視しているのです。徐々にシュミンケの割合を増やしていこうか…などと考えています。
さて、皆さんに描いていただこうと思った風景はこちら。町並みに坂道が加わっているので最初からかなり難しい課題だったかもしれません。初めての人もいましたが、皆さん頑張って描いてくれました。
私の絵は、こんな感じでようやく仕上がりました。課題写真と並べてみます。


さて、気になっていた選挙が終わりましたので、これからはもう少し私自身が絵を描く時間を増やしていこうと思っているところです。
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