遊彩会・霧中の朝:F4(Oldmaster) 
2017/03/07 Tue. 22:17 [edit]

今日は遊彩会。
四季彩の会・絵画展に皆さん揃って来てくれて、少し刺激を受けたようです。
以前に増していろいろな絵に挑戦したいという気持ちが高まってきているのかもしれません。今回は、今までと違った絵を描きたいというような気持ちを聞いていたので、「ボンヤリした絵を描く」というテーマを挙げてみました。
絵を始めると、どうしても最初の頃は見えるものをしっかり描こうと一生懸命になるため、鉛筆での下書きもしっかり描きたくなるものだと思います。「ボンヤリした絵」とは、見た感じにとらわれず雰囲気をいかに描くか…という気持ちになれるかもしれないという、私自身の実験でもあったのです。
私のイメージの中で、眩しい光りの中の風景、霧の風景の2つを思いついたので、どちらでも良いだろうと幹事さんに送っておきました。そして選ばれたのが霧の風景だったのです。こちらの方が少しハードルが高いかもしれないと思ってもいました。
この風景は以前、アングルを変えて何枚か描いたことがあったので、それも持参してみました。結構皆の反応も良かったようでした。
余談ですが、この風景は私の田舎の風景。冬期、天竜川沿岸に発生するこの霧が、この地方の特産品「市田柿」の表面の白い粉を吹くのに不可欠なのだと聞いています。

今日はいつもより時間も確保しているので、ワークショップ的に始めました。これからこんな機会が増えるかもしれません。
私が10数分描いて皆さんに30~45分くらい描いていただく。これを3回ほど繰り返すというものです。
今日描けたのはここまで。
皆さんも難しいと言いながら最後には立派に仕上げていらっしゃいました。

その後、手を加えて再アップしたものが冒頭の画像です。
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