F教室:イタリア山庭園/盛夏のブラフ18番館:F6 
2019/08/24 Sat. 22:31 [edit]

本日は、昨日が小雨模様の天候だったため、急遽順延した外スケッチです。
場所はイタリア山庭園。本日、初めの頃はちょっと蒸し暑い気がしましたが、覚悟を決めて日陰で描いていたら、程よい風が抜け気持ち良く描くことができました。
最初は、周辺を回りながら、本日のスケッチポイントを探りました。










そして、結局、描いたのは最初から目星をつけていたこちらの風景。
しかしです。どうしたことでしょう(笑)、本日は絵の具(パレット)を忘れてしまいました。幸い、パレットを2枚持っている仲間がいて助けられました。


本日は、皆さんの絵を見てあげるのにちょっと時間をかけすぎて、ここまでの絵となりました。
結局、この絵の仕上げは11月5日となりました。
左画像は現場での写真撮影。右画像は、その後、窓部分に手を加えてのスキャナー取り込み画像。随分印象が違うものです。


私の画法として、本日特に留意したことです。
◆全体の構図を考慮して、建物や木との関係は適宜変更すること。
◆遠景・中景・近景の要素があると空間に奥行き感を出しやすい。
ここでは、近景の樹木は中景をより魅力的に見せる要素と考えることもできる。
あくまでもシルエット的表現を基本として、丁寧に描き込み過ぎないことが重要。
対して、遠景はあくまでも背景的に控えめに、色彩は苦距離感を感じさせるよう控えめに。
◆建物の形も必要に応じて変更しても良いものとする。
屋根の形、壁面の幅等。
魅力的な要素(ここでは花や緑等)はやや誇張した方が絵全体が魅力的になる可能性が高い。
壁面に斜めに落ちる影は面白い要素でもある。
◆壁面は光を反映している。光に向かう角度により光の強さが異なる。それを意識して表現した方が立体的に見える。
◆窓面も光を反映する重要な要素。
室内の照明は窓内が暗くなければ目立たない。
しかし、窓面は空や外の緑も反映している。室内の照明を表現するために暗くするだけでは窓の魅力が半減する。
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