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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

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F教室:多目的S中(共通)/新緑の木陰道(京都・八瀬):F6  

新緑の木陰道(京都・八瀬):F6
 
 本日の教室は、皆で同じ絵を描いてみようというものです。

 本日の課題は、新緑の京都・八瀬。鞍馬のロープウェイへ行く途中の新緑の木陰道を選んでみました。

 少し課題としては難しいかもしれませんが、形にとらわれず、光と陰を描くのに適していると思ったからです。

191122

 展覧会も近づいているせいか、参加者もいつもより多目だったようです。
 今日は、めずらしく途中経過を詳しく記録してみました。

191122 まずベースになる最も明るい色調を黄色系の色で表現していきます。
 細部は気にしませんが、白を残す部分との境界は強いエッジよりぼかすぐらいの表現の方が適しています。
#但しここでは、時間省略のためそうした表現はしていません。

191122 次に、明るい色(緑系)の中で最も明るい色を落としていきます。
 枝葉の流れを感じながら、色のエッジ(端部)をボカシながら落としていくのが良いでしょう。

191122 ある程度の色を紙面全体に落とせたので、より形を具体的にできるよう、暗い部分に色を落としていきます。
 暗い色は形を決めるので、この段階では特にデッサンに留意していく必要があります。
 ただそれも風景の性格によります。デッサンの比重の高い建築物などの風景ではより慎重さが求められますが、こうした自然風景ではそれほど神経質になる必要はありません。

191122 橋に影を描き加えました。
 そして、その色を元に、陰部や緑のより暗い部分に、さらにより暗い色を重ねています。
 一度筆に色をとったら、それが使える場所を見つけて画面全体に落としていくことができれば、描く時間を短縮できるだけでなく、画面全体の統一感を生み出すことにもつながっていきます。水入れにの水もあまり濁らないで済みます。
 あまり描き進めてしまう前に、より親しみを感じられる絵にするよう、この段階で人を追加しています。
#一人じゃ寂しいという声もありましたので、後で子供を加えました(笑)。

191122 皆さんが描いている間に、いつものホワイトでより光を感じられるよう、一部に白を加えています。
 もちろんこれはまだ途中の段階です。完成まではちょっと時間が必要です。

 22日、ようやく(サインを入れられました。
#人物を入れるのはやめました。


 最後に皆さんの絵を並べてみました。
 最近つくづく思うのは、途中段階ではどうなるだろう?なんて心配するような絵でも、最後の段階になれば皆さん、かなりの段階まで進めてきているなぁ…ということです。
 それだけ皆さんの力がついてきていることなんだろうと、私は思っています。

 来春早々の展覧会も近づいて来ています。
 乞うご期待!…です。

191122

category:  ┗ 教室19年

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