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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

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ドウロ川への道:F6(ポルト、ポルトガル)  

 ドウロ川への道:F6(ポルト、ポルトガル)

 昨日は私の誕生日…だったのですが、コロナ騒動で自粛(笑)。
#もっとも、この時期、いつも学校は休みでしたし、仕事では年度末仕事の追い込み中のことですから、誕生日祝いなど私には昔から縁遠いものでした(苦笑)。

 今日は、雨でもあり、昔の写真を見ながら絵を描いていました。

 いつものように私の水彩画法の手順を書いてみましょう。

◆鉛筆の下書き

 絵を描く前に、この風景の何を描きたいのか。
 それを最も活かすにはどういう切り取り方が良いか。水彩紙の画面にはどういう構図で入れたらいいか。
 描いても仕方ないものはないか。位置を変えた方が良いものがあるか。この雰囲気を活かすためにあった方が良いものがあるか。バランスはこんな感じで良いか 等々です。

 建物の風景ですから、一応鉛筆書きをしていますが、あまりしっかり書いていません。
 影の部分(人物)を暗くするだけで、何となく雰囲気を感じられるようになります。
 
 200401

◆第一ステップ

 ベースになる色を落とします。
 この段階では、全体に淡い色を落とすことになります。だから、多少色が重なって滲んでしまったり(むしろそれを狙うこともあります)、隣の色と不用意に重なってしまったりすることもありますがそんなことは重要ではありません。
 むしろ、白く残したい部分を(最も明るくしたい部分)を塗らないでおくということが最も大切なことになります。
 今回、壁の方はベースの色というより、光を反射している窓(左の壁)や明るく感じられる柱(右の壁)の色を落としています。薄く描いた下書きが消えてしまうので、むしろその位置のあたりをつけるくらいのいい加減な感じです。
 
 200401

◆第二ステップ

 次の色を落としながら全体の調子を整えて行きます。
 この段階では細かな完成のイメージを無理に作る必要はありません。光と影の調子を整えることの方が重要なのです。左の壁の窓が光り始めているのがわかると思います。
 少し誇張的に表現した方が絵としては魅力的になります。

 200401

◆第三ステップ

 仕上げの段階になります。
 この段階は、微妙は色を加えながら(重ねながら)全体の雰囲気を作り上げていきます。
 全体のバランスと調和を考えながら、どう描いていったらより魅力的な雰囲気を作り上げられるかを考えます。
・(光と影)明暗のバランスはこれで良いか、
・遠近の感じは良いか。
・加えたらもっと面白くなる色はないか。
・描きたいと思ったものがちゃんと表現できているか。 等々です。

category: ┗ 風景20年

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