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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(1〜3月)の日程はこちら。(パスワードが必要) 

T教室:公会堂(共通)/樹陰の家:F6(日比谷公園旧公園事務所)  

樹陰の家:F6(日比谷公園旧公園事務所)

 新型コロナPCR検査陽性者のリバウンド傾向が見える中、(もはや打つ手がないと言われつつ)緊急事態宣言が解除されました。しかし既に、それ以前から国民・市民には、(もちろん感染には最大限の注意を払いながら…ですが)日常生活を取り戻そうとする動きが見えつつあるように思われます。
 国民には最大限の注意を呼びかけていますが、これからまた陽性者は増えていくでしょう。国が頼みとするワクチン接種もとても順調に進みそうもありません。
 それでも、オリンピックだけは粛々と…なんて実施できるものなのでしょうか。どこかが狂っているように私には思えます。

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 本日は、皆で同じ風景を描いてみようという日です。
 画題は日比谷公園旧公園事務所。今は、フェリーチェガーデン日比谷(結婚式場)として使われているようです。

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 いつものように私のデモを見ていただきながら各自の絵にアドバイスをしていくのですが、いずれにしても限られた時間でのことですから、私のデモも絵を描くステップのポイントだけになります。皆さんの絵も、この場で完全に仕上げる必要はないということで進めています。
 また、ここでの進め方は、私が通常描いているステップと完全に一致しているわけでもありません。わかりやすさを優先していますので表現を省略していることもありますし、手順が前後する場合もあります。それでも基本的には透明水彩ですから、手順の前後はそれほど重要ではないと考えています。

◆第一ステップ

 いつものようにベースの色つけ(色置き)です。
 ラフな鉛筆のアウトライン(アタリ)に基本となる色を置いていきます。
 窓やテラスの暗がりもきちんと表現する必要はないと考えています。

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◆第二ステップ(強い色を置く)

 いつもと異なり、随分早いこの段階で強い色を置いているのは、デッサンを早めに確定したかったからです。私の場合、建物がある場合には、比較的そうなることが多いようです。

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◆第三ステップ(中間色を置く)

 明るい色と暗い色が置かれたため、その中間となる基本色を置いていきます。
 ここでは、青系(空)、茶系(木、壁、地面等)、緑系(木)の一部に原色に近い色を置いています。色が加われば加わるほど豊かな雰囲気が醸成されていくようです。
 しかしここでもまだ屋根には色を置いていません。

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 今日はこんな手順で進めましたが、いつも決まった手順を踏むわけではありません。
 大切なのは形より明暗(光と影の陰影)を重視して色を置いているということです。木漏れ日の風景の場合には特にそうなります。

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 今日も途中まで、皆さんの絵はなかなか進んでいないように見えました。おそらく形を作るための下描きにてまどっていたたのでしょう。しかし、着彩を始めると急速に絵が進んでいきます。
 規定の時間が終了する頃にはこんな絵が並びました。なかなか壮観です。

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 後日、絵を完成させたので、トップに上げておきます。

category:  ┗ 教室21年

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