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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
 ・(07〜09月)の日程はこちら。<(パスワードが必要) 
 ・(10〜12月)の日程はこちら。(一部未定)<(パスワードが必要) 
 ・11月11日(土)は「水彩人写生会」です。 希望される方は、リンク先の説明書をご覧の上、メールをお願い致します。


T教室:公会堂(共通)/桜の清水寺:F6  

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 本日は、恐らく多くの方が目にしたことがあろう清水寺の風景。まさに絵葉書的な風景を描いてみようというものです。
 共通の画題を描いてみようという今日のような日は、最近、思っている以上の参加者があります。皆さん、外に出るのが辛くなったのか、公共交通機関を使うのをできるだけ避けたいと思っているのかわかりませんが…。

 ただ、この写真は桜の最盛期を過ぎたものなので、桜の風景にするためには少しの演出が必要です(笑)。

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 誰もが目にしている風景、様々な樹種が混在する林の風景等難しさのある風景です。
 いつも感じるのですが、途中までは皆さんの絵の進み方もちょっと遅いかな?と思っていても、最後の講評段階になるとかなりの力作が並ぶのです。不思議なものです(笑)。
 今日も写真撮影、忘れてしまいました。

 いつものように、私の水彩画法を紹介してみましょう。

◆第一ステップ

 各面のベースになる色を置いていきます。
・前面の林は、桜の雰囲気を感じられるよう、タップリの水を使い、ピンクを中心に春らしい明るい緑を滲みを使いながら置いています。
・建物は暗さが重要です。軒下の暗さはシャープに、舞台面等多くの人が見える場所は直線的にならないよう暗さを置いていきます。
・空は雲を意識せず、屋根との境界を明確にするように置いていきます。

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◆第二ステップ(その1)

 桜や林の群落が感じられるよう微妙な表現を加えています。
 屋根や桜の細部表現に行く前の大まかな雰囲気を作っています。

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◆第二ステップ(その2)

 空、桜、建物の暗部、舞台上の人々など、さらに強い色を加えながら細部の表情を作っています。
・空は、青空の部分の色を加えることにより雲の感じが表現できます。この段階で始めて雲を意識すれば十分だと考えています。
・屋根は目に見える色を置いてしまうと光を受けている感じが薄れてしまいますから、色の強さに注意が必要です。
 
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 ここまでで8割ほどはできていると考えていますが、仕上げ(第三ステップ)にはまだ細部の手入れが必要になります。

category:  ┗ 教室21年

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