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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

 「水彩画教室(四季彩の会)」の詳細はこちら。(室内教室は戸塚駅周辺、戸外スケッチは横浜全域から周辺地域)
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 ・11月11日(土)は「水彩人写生会」です。 希望される方は、リンク先の説明書をご覧の上、メールをお願い致します。


何を描きたいんだろう  

 「不調」などと書いてしまい、いろいろご心配をかけたり、アドバイスをいただいたりしてしまいました。ありがとうございました。

 何となく、絵を描きたいという気分が乏しくなっているのですが、本当に描きたいと思う風景になかなか巡り会えないという苛立ちのようなものがあるのかもしれません。
 これは、私の贅沢なのかもしれません。あるいは、絵を描くという姿勢が根本から間違っているのかもしれないのかも、と思ったりもします。

 絵というもの、簡単に考えればこれほど簡単なものはありません。難しく考えればこれほど難しいものはないのかもしれません。その狭間で、私の気持ちが揺れ動いているのも確かなのですが…。

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 それでも、思いがけない好天(太陽の光があるという意味です)に誘われて、絵を描くつもりで画材セットを持って本日も出かけました。

 最初は、友人に教えられた「東京都庭園美術館」。名前は知らなかったのですが、調べたら「自然教育園」に接している施設だったのですね。
 ちょっと絵心を誘う美術館の建物の周囲の広い庭園に多くの人々が憩いの時を過ごしていました。

 自然教育園は、豊かな自然をその遷移のままに見せているようです。ここには絵を描いている人も2人。うち一人は、背負子に瓢箪、菅笠がついており、何やら仙人のような風貌でした。本職の画家だったんでしょうか。描きかけの絵もなかなかのものでした。
 園内には小さいながら池もあり、何輪かの菖蒲が咲いていました。
#ただ、至る所毛虫も…。

 いずれも、何かそこに留まって絵を描こうという気分になれず、さらに、ちょっと気になっていた「六義園」に行ってみました。
#本当は、絵を描くには、自然教育園を期待していたのですが…。
#六義園が気になっていたというのは、ブログ仲間展で描いた「つつじ茶屋」のつつじの季節を確認しておきたかったのです。


 六義園は、緑の中につつじの花がちらほらといった感じ。肝心のつつじ茶屋の前には、数株のつつじがあるだけ。しかも、花はありませんでした。これがつつじ茶屋なのかといささか落胆も。でもまあ、名称と実態が異なることは当たり前ですから、あまり気にしない方が無難というものでしょう。
 園内は、前に来たときより緑が豊かになっており、一層、絵心をそそる風景になっていたようです。

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 これだけ歩くとさすがに歩き疲れたのですが、絵の方は、さっぱりでした。

 絵を描くには、一カ所に腰を落ち着ける姿勢が必要なのでしょう。あまりふらふらしていては描けないようです。

 こうやって歩き回りながら、本当に自分の描きたい絵は何なのかを考えているのですが…。
 どうも、庭園だとか、町なかの風景というよりは、もっと地方の広大な風景の方が私の気分には合っているような気がしているのです。
#でも焦ることはないですね。まだまだ先があるでしょうから…。

category: ┗取材・旅

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コメント

何を描くかより先ずいかに描くか

東京国立近代美術館で5月21日まで開催中の「生誕120年 藤田嗣治展」の毎日新聞の紹介記事です。ご参考。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20060428dde014040027000c.html

はる #- | URL
2006/05/07 14:36 | edit

>はるさん
 ありがとうございました。随分、参考になりました。
 藤田嗣治展も21日まで。見逃さないようにしたいと思っています。

のび太 #- | URL
2006/05/07 14:59 | edit

芸術ですからねえ無理ありません。

>本当に描きたいと思う風景になかなか巡り会えないという苛立ちのようなものがあるのかもしれません

惚れこめるような題材に巡り合えない、という事ですよね。
私も今そうなんですよ。
描きたい!と思わせてくれるような題材に遭遇した時の絵は 上手く描けますね。
情熱が違うからでしょうか、食いつきますもんねえ。

kimiko #CwLz6KLQ | URL
2006/05/07 17:27 | edit

>kimikoさん そうなんですよね。
 でも、基本的なイメージはないわけではないので、そのうち、そういう所を探しに行ってみたいとは思っているんですけどね。

のび太 #- | URL
2006/05/07 18:51 | edit

休憩が必要かも

こんにちは。
すこし絵から離れ別のことをしているといいかもしれませんよ。描きたいという初心の気持ちや、風景のよさをふっと思い出すものです。満潮になるとみんな海の底に沈んでいるじゃないですか。しかし潮が退いてくると貝殻やら宝物が現れてきます。ボクはそんな感じで、ときどきクールダウンすることがあります。

弥太夫 #yG4XIAIw | URL
2006/05/08 07:31 | edit

>弥太夫さん ありがとございます。
 描きたい気持ちと、描かねばという気持ちだけではダメですね。
 別に特に焦っているわけではありませんので、しばらく、少しペースダウンして描いてみようと思ったりしています。
 ペースダウンより、クールダウンの方が適切ですね。

のび太 #- | URL
2006/05/08 09:28 | edit

何を描きたいか。

なんて、本当は考えない方が良いんですよ。
よく「描かれるために待っている」と言う人はいますが、それは自分の為だけにあるわけではないし、「自分がたまたまそこに居合わせただけ。」と、考えたほうが良いと思います。

以前の私もそうでしたが、そういった時って結構自分が傲慢になっている時なんですよね・・・。
自分ではそう思っていなくても、心は正直だから、一番正直な表側に出てしまうのだと思います。

それだけ、のび太さんの絵に対する思いは正直なんだと思いますよ(^-^)

傀熙瑚(Keiko) #- | URL
2006/05/08 13:05 | edit

>傀熙瑚(Keiko)さん
 絵を本格的に描いている人って、そんなこと考えていないんだろうなぁと思っていました。
#仮に思うことがあっても、少なくともそんなこと口に出したりしないと…。

 口にしてしまったのは、少し生意気になってきたってところもあるのかも知れませんが、多分、疲れのようなものもあったのかなぁと思ったりしています。あるいは、何かを求めすぎているのかも。

 次の絵を徐々に描き始めていますので、すぐに回復すると思います。
 コメントありがとうございました。

のび太 #- | URL
2006/05/08 14:28 | edit

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