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 … 風景画の部屋 …  


 「水彩による風景画」生活の日常を綴ったブログ日記です。
 絵を描き始めた頃の絵は「絵画ギャラリー」に、そして最近(2007年~)の絵は「Facebook」に展示しています。

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尾道・造船所遠景/  

 本日は(共通)。つまり皆で同じ風景を描きながら水彩画の描き方を学ぼうという日です。
 画題は尾道で見つけた造船所遠景です。

 この風景はこの画像のまま遠景を遠く描いてしまうと面白くないと思いましたので、構図の考え方をお話しながら、私なりに少し構図を変えて描くことを考えました。

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 構図はともかく、今日の風景は夕景の光と影を描くのが中心であり、建物群が複雑であること、手前の海水面の表現が難しいこと等で、皆さん今までになく苦労していたようです。
 しかし、私はあまり心配していませんでした。講評の段階になるとなかなか充実した絵が並ぶだろうと信じているから…です。

 今日はこんな絵が並ぶことになりました。
 それにしても、同じ風景を描いているのに様々な表現があるものです。
#早めに帰られたりして、絵を並べなかった人も何人かいらっしゃるようですね(笑)。

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 さて、今日の私の水彩画法を見ていただきましょう。今日は簡単な解説だけにしておきましょう。

 まずは簡単なスケッチをもとに、影の部分に影色を入れて大まかな形を作っていきます。言い換えれば、これが私の<(鉛筆に代わる)絵の具による下描き>とも言えるかもしれません。
 影を入れることによって全体の雰囲気ができているところに注目していただきたいと思います。

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 遠景の建物部分にさらに暗い影を入れるとともに、細部に濃い色を置き、形を作っていきます。
 これだけでも遠景の建物群の基本的な雰囲気ができてきていると思います。
 影色が濃すぎるような気がしないでもありませんが、あとで十分修正可能です。今はあまり気にしないで先に進めます。

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 背景の樹林と手前の水面に色を置いています。デモの宿命、急いで色を置いていますのでなかなか思うように行きませんが、諦めずに雰囲気を描くつもりで色を置いています。

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 水面に横タッチを加え、水面の雰囲気を描こうとしています。
 建物の壁面にも明るい色を置き、壁面に当たった夕景の強い光を描こうとしています。
 ここまで描ければ、次の最終段階(仕上げのステップ)に入ることができるでしょう。

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category:  ┗ 教室23年

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